新型[プリウス]はもっと”スポーツカー”に!? トヨタが電動化時代もエンジンに注力するワケ

【番外コラム】2Lターボ極秘試乗記……エンジニアの情熱を感じさせるエンジン

レースを見越した設計になっており、ポテンシャルは高く、600ps出すことも可能だという
レースを見越した設計になっており、ポテンシャルは高く、600ps出すことも可能だという

 わずかなメディアが2Lターボエンジンへの試乗を許された。ハイラックスのダブルキャブ6MTとISの8ATに搭載され、それぞれ仕様が違う。ハイラックスは300ps、400Nm(40.8kgm)、ISは400ps、500Nm(51.0kgm)で、それぞれ6200rpm、7100rpmがレブリミットだ。

 エミッションや燃費規制がそれほどきつくない新興国では、電動化されずとも市販が可能という点を見据え、ハイラックスに搭載されている。ディーゼルからの置き換えという意味もありそうだ。こちらとしては重いハイラックスがどこまで走るのか!? と思って乗り込んだ。

 1速に入れたとたんミッションの剛性感に驚く。200mくらいしか体験できなかったが、加速も音も振動も最高。ブリッピングもあるから、ハイラックスに乗っていることを完全に忘れてしまった。

 これだけトルクがあると荷物を載せた商用車でもまったく問題ないだろう。比べることもないが某社の2Lターボよりも気持ちよかった。新開発の6MTもいいぞ!

 続いて高回転仕様のISは8ATのパドル操作となる。1速は4000rpmまでということ以外、縛りがないところが凄い。

 ベタ踏みで加速するとあっという間に4000rpmに達し2速へ、さらに3速へ。「気持ちいい~!」、雑味がなく透き通ったフィーリングは作りこまれたチューニングカーレベルでエンジニアの情熱を感じる。

 「これ買います」と技術者と話しているとガレージにはレクサスRCがあり、600ps級だという。こちらは試乗できなかったが6MTが搭載されている点に注目。モータースポーツ用というが、このエンジンのポテンシャルを物語るもので、チューニング業界も爆上がり確実だ。

(TEXT/ベストカー編集部)

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