受注は好調、おかげで生産が間に合っていない
2024年3月末のデータによると、受注を開始した2023年11月からのLBXの受注台数は国内と欧州合わせて約2万2000台。当初の販売計画は月販3,500台だったので、5か月で2万台超は、計画をはるかに上回るペースだ。
受注好調であることから、いまは生産が間に合っていないようで、2024年6月末現在のLBXの納車待ちは、6~8か月程度とのこと。まだ、ミラノの街中でLBXを目にすることはほとんどないが、そのうち多く見かけるようになるのだろう。
レクサスの公式ウェブサイトを見ると、通常38,000ユーロ(日本円で約646万円)〜という価格が、現在はプロモーションにより29,900ユーロ(日本円で約508万円)〜に値下げされている。「思ったほど売れないから値下げしたのか??」とも思えるが、タイミングからして、ここで市場拡大を狙った攻勢をかけるキャンペーンなのだろう。クルマの完成度は確かなのだから、ぜひ勢いをつけてもらいたいところだ。
◆ ◆ ◆
若い人だけでなく、「もうあまり大きなクルマには乗りたくない」と考える熟年のドライバーなどにもリーチするモデルとなるLBX。ぜひとも、このLBXでレクサスの欧州でのブランドイメージを覆し、競争の激しいカテゴリーで存在感を高めてほしいと思う。
【画像ギャラリー】サイズのヒエラルキーを超えた小さな高級車 レクサス「LBX」(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方