RAV4がアメリカで超売れまくっている理由 北米で売れている日本車5選

北米で売れた日本車第2位:ホンダ CR-V(95,038台・総合5位)

 先日、FCEVとなって日本市場復活をはたしたホンダの「CR-V」。北米では2022年に現行6代目CR-Vが登場しており、ローグと同様、大人気となっています。

 ワイド感を強調するプロポーションと低く水平なベルトライン、シンプルでありながら存在感のあるディテールなど、近年のホンダらしい洗練されたデザインが魅力で、インテリアもシビック同様、水平基調の落ち着いたデザインで、ワンランク上の質感を感じさせる高級感のある仕上がり。

 パワートレインは、2.0L 直4直噴ガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドと、1.5L 直4直噴ガソリンVTECターボがラインアップされており、日本同様に量産プラグイン水素燃料電池車である「CR-V e:FCEV」も発売となっています。北米でのCR-V人気がさらに高まるか、注目です。

量産プラグイン水素燃料電池車である「CR-V e:FCEV」。水素を充填して走行するFCEV(燃料電池自動車)に、AC充電機能をプラスしたSUVだ<br>
量産プラグイン水素燃料電池車である「CR-V e:FCEV」。水素を充填して走行するFCEV(燃料電池自動車)に、AC充電機能をプラスしたSUVだ

北米で売れた日本車第1位:トヨタ RAV4(124,822台・総合3位)

 いま北米でもっとも売れている日本車はトヨタ「RAV4」です。北米全体でも(当該期間では)3番目に売れており、1位と2位はフルサイズピックアップトラックであることを考えれば、北米でもっとも人気のあるSUVはこのRAV4ということになります。

 日本でも人気のRAV4ですが、もともとは北米市場をターゲットとして開発されたモデル。現行型は、2018年にニューヨーク国際モーターショーで初披露され、同年にガソリンモデル、2019年にはハイブリッドモデルが発売されました。

 ラインアップは2.5L 直4直噴ガソリンエンジン、同ハイブリッド、同プラグインハイブリッドと用意されており、力強いデザインとしっかりした走り、トヨタ自慢のハイブリッドシステムによる低燃費が、人気を牽引している理由でしょう。

北米版のトヨタRAV4。1位2位のピックアップトラックを除けば、全米でもっとも売れているミドルクラスのクロスオーバーSUVだ
北米版のトヨタRAV4。1位2位のピックアップトラックを除けば、全米でもっとも売れているミドルクラスのクロスオーバーSUVだ

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 いまでも、北米市場でダントツ売れているのは、フォードFシリーズやダッジラムといった超デカいピックアップトラック。とはいえ、近年はコンパクトカーやミドルクラスSUVにその軸足が移ってきており、そうしたジャンルのクルマづくりは、日本車メーカーの得意分野。今後も、日本車の活躍が期待できそうですね。

【画像ギャラリー】総合3位にランクイン!! 北米で売れまくっている日本車 トヨタ「RAV4」(17枚)画像ギャラリー

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