前走車が消えた!? 壁が迫ってくる!? トンネル内で起こりやすい[錯覚現象]に要注意!

■トンネル内走行では他にも注意すべき点がある

壁が迫ってくる!? トンネル内で起こる起こりやすい[錯覚現象]に要注意!
トンネル内では前走車が急ブレーキを踏むことも考え、十分な車間距離をとることが鉄則

 特に山間部の高速道路には長いトンネルが多く、上記のような錯覚に注意したいが、それ以外にも注意すべき点がある。

●トンネル入り口付近では交通状況を要確認!

 トンネルの入り口付近では渋滞が発生しがち。前方にトンネルが見えてきたら入り口付近の交通状況を必ず確認。もし渋滞が発生している場合は、早めにハザードランプを点滅させ、必ず後続車に自車の減速・停止の意思を伝えること。

 そして前車との間隔が広いうちに減速を開始し、2〜3台の間隔を保ったまま停止。その後、後続車が自車の後につきそうなタイミングで前車と適切な車間を保つようにするといい。

●信号機や情報板を確認!

 信号機や情報板が設置されているトンネルでは、必ずそれらを確認。赤信号や進入禁止などが表示されている場合は必ずそれに従う。

●追い越しや進路変更は慎重に!

 車両通行帯のない片側1車線のトンネルでは追い越しは禁止。車両通行帯がある場合は追い越しは禁止されていないが、前述の視覚吸引作用によって追い越される車両が自車に寄ってくることもあるので注意。

 自車の進路変更時も、圧迫作用のあるトンネル内では通常の道路とは感覚が異なる場合が多いので慎重に行いたい。「できるだけ避ける」という選択もありだ。

●トンネル出口の天候に要注意!

 山間部の長いトンネルでは、入り口と出口の天候が大きく異なることもある。入り口付近は晴天で、出口付近では大雨なんてことも。

 このような時、出口付近は強い横風が吹いていることも多く、さらに出口の先に急カーブ・急な下り坂があることも……。

 出口付近の悪天候を認識したら、通常時よりも速度を落としてより慎重な運転を!

【画像ギャラリー】錯覚が起こりやすい!! トンネル走行をナメちゃダメなワケ(7枚)画像ギャラリー

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