バッテリーEVでの復活ならあり得るのでは!??
ただ、電動化に力を入れる日産が、そのプロジェクトとユーザー層拡大の一環でシルビアを復活させる可能性はゼロではないと筆者は思う。
バッテリーEVは、バッテリーさえコンパクトにできれば、パッケージングやデザインの自由度が内燃機関モデルとは比較にならないほど高い。そのため、シルビアのような小型FRスポーツカーも開発することは可能だ。シルビアがFRレイアウトを採用した背景には、「ボンネットを低く抑えてスポーツカーらしいデザインを優先させる」という狙いもあったが、ガソリンエンジンよりも省スペースで済む電気モーターのバッテリーEVならば、(歩行者保護の観点の対策は必要だが)低いフードのデザインも実現することもできる。コストを度外視すれば、後輪をインホイールモーター化してもよいのではないだろうか。
シルビアは初代からデザインコンシャスな一面を持っていたモデルだ。安全性、走行性能を含め、時代に合わせた未来的なモデルが完成すれば、立派にシルビアという個性を再び世の中に送り出すことは可能だと筆者は思うのだ。
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日産は2028年度までに自社開発の全固体電池を搭載したEVの市場投入を目指すと発表している。同時に幅広いセグメントのリリースが予定されているため、その一環としてシルビアが復活という流れもあり得る。また、600万円以上もするフェアレディZが人気殺到して抽選販売となる今ならば、車両価格は多少盛っても大丈夫かもしれない。ぜひ期待したいところだ。
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