■セダン派にも充分アピールできそう!
試乗前は「1.5LNAでベースのヤリスから車高を上げたSUVモデルなんだよなぁ……」と侮っていたのだが、神宮外苑での周回路を走っていて単なるコンパクトSUVではなく、望外の気持ちよさを体感できた。
個人的にこれまでランサーエボリューションVIトミーマキネンエディション、E46型BMW320i Mスポーツ(2.2L)、先代レクサスIS250バージョンSを乗り継ぎ、現在は先代WRX S4に乗る担当はスポーツセダン派である。それでも、そんなセダン好きが乗っても充分楽しめる「走りの質感の高さ」がこのヤリスクロスGR SPORTにはある。
以前、C-HRのGR SPORT(6MT車)には撮影のため試乗したことがあったのだが、どことなく無理やり「スポーティにしました!」といった感じのC-HRよりヤリスクロスのGR SPORTは自然な印象がいい。
もちろん、内外装にはGR SPORTならではの専用パーツが散りばめられていて、その上質感はオーナーを満足させてくれるに違いない。特にGRロゴの入った専用スポーツシートのサポート性は個人的に好印象だった。
■同じガソリン車のベース車から13万5000円高いだけ!
今回、試乗したGR SPORTの車両は236万7000円の1.5Lガソリン車だったが、同じ1.5Lガソリン車「Z」の223万2000円からわずか13万5000円高の設定なのも見逃せない。この価格差ならGR SPORTを選ばない理由は個人的には薄いと思う。
また、GR SPORTには1.5Lハイブリッド車にも設定がある。こちらは275万円とガソリン車のGR SPORTから40万円ほど価格設定が上がるが、いずれこちらにも試乗してフィーリングの差を試してみたいものだ。
【画像ギャラリー】素の楽しさが心地いい!? ヤリスクロスGR SPORTを市街地で試乗!(46枚)画像ギャラリー
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