観光の相棒として頼もしいe-BOXER(eボクサー)を採用したスバルXVとフォレスターの2台を北海道で試してきたぞ!
伝統のスバルのAWDはそのシンメトリカルなシステムによって優れたバランスと高い走破性能が特徴。
それにモーターとバッテリーを加えてハイブリッド化し、自然なドライブフィールを生み出すをクルマへと進化したのがスバルのe-BOXERだ。
文/写真:池之平昌信【PR】
■人生観を変えた!? 3泊4日・スバルAWD北海道の旅
12月のある日、BC編集部員から電話があった。
「詳細は後で知らせますが、12月21~24日、北海道ロケ可能ですか?」
聞けば主役は自分で、「カメラマンの旅」のみたいな企画らしい。
やったー! ちょうどヒマだし、4日間あればいろんな撮影が可能だ。よーし、どこに行くかな。道東・羅臼でオオワシや流氷か?
最北端の宗谷岬? いやいや納沙布岬の日の出やキタキツネも撮ってみたい。真冬の富良野も美しいだろうな……。妄想が止まらない。

なんせスタッドレスタイヤを履いた、スバルの最新AWD車、スバルXVとフォレスターで行くんだし、どんなに雪が降っていても入っていけるだろう。しかも今回はe-BOXER。
うーーん、腕がなるぜ! 絶景フォト撮ってくるぜえ! ところがその後……打ち合わせをし、詳細や日程をつめていくと……。
「往復は茨城県大洗港から苫小牧への長距離フェリー、商船三井フェリーのさんふらわあを使用」
「北海道に泊まるのは一泊」
「読者の興味の高いグルメ情報(海鮮など)は取材必須」
「札幌すすきのホテルを予約済み」
「なるべく夜間の走行は控えて安全第一」
じぇじぇじぇ!(古っ!)それじゃあ絶景もオオワシも無理じゃないか!
■撮ってよし!! 食ってよし!! 充実ドライブに安心感を
そんなモヤモヤな気持ちのまま東京を出発したが、ハンドルを握ってしまえばスバルXV(e-BOXER)の乗り心地のよさ、高速道路の伸びやかな加速にご機嫌になった。
一般道、高速道路を超えてあっという間にフェリー乗り場着。加速のよさはモーターがアシストしてくれるe-BOXERのよさを実感しちゃうところ。
約15年ぶりの大洗~苫小牧のカーフェリー。

ペター・ソルベルグがそれこそスバルのインプレッサWRCで大活躍したラリージャパン取材時にもお世話になったんだった。
今回は超快適な最上階豪華個室でゆったりと優雅に船旅。展望風呂やレストランなどを満喫。なんていい旅なんだ。船旅の余裕も悪くない。
このままずっとこの船で暮らしたい気分だが……船は18時間弱の航海を終え、14時少し前に苫小牧に着いた。
そこから1時間ほど、雪道と路肩に除雪された雪が溶けだすような厳しい状態の国道を走り「支笏湖」着。ネイチャーフォトを狙う。しばらくすると、「あれ?もう日が暮れるじゃん」さすが北海道、日没が早い。ここでタイムアップ。 チーン。

-3℃の高速道路を禁断の夜間走行で札幌へ向かう。安心安全というだけでなく、地元の人たちのけっこう速い? 流れにも乗れてしまうほどの操縦安定性。うーーん、素晴らしい。
道中スバルXVとフォレスターを交互に乗り比べてみたが、視線の高さや取り回しのしやすさ以外の差を感じることはなく、違和感なく乗りこなすことができた。
札幌市街地に着くとイルミネーションで盛り上がっていた。そうか、この公園が雪祭りとかやるとこなのね。

こういう観光情報に弱い自分を反省しつつ、すすきのの隠れ家的ジンギスカンの名店「63」のラム肉に舌鼓。
ハシゴして大人気ラーメン店「けやき」の行列に並び絶品の「みそラーメン」で温まる。同行した取材班の幸せそうな表情が印象的だ。安定感抜群。

■ 愛されるクルマや人はバランス感覚が抜群だ!!
ホテルの天然温泉に入り、ゆっくり休んだ翌日、まずはタレントたちのサイン色紙がズラーリと並ぶ市場の有名店「北のグルメ亭」の海鮮丼で朝食だ。文句などあるはずもない美味しさと量。

はい、次は札幌オリンピックの舞台となった、大倉山&宮の森ジャンプ競技場へ。初めてみるジャンプ台の巨大さに仰天だったが、クルマもいっしょに五輪会場記念撮影もできたので盛り上がる。
日の丸飛行隊の雄姿、いつかぜひこの目で見てみたい!! 来てみてよかった。さあ先を急げ! 次は……?

「少年よ!大志を抱け」のクラーク博士像がある羊ヶ丘展望台へ。羊がかわいい。レンタカーがずらりと並び、たくさんの観光客が博士と同じポーズで記念撮影をしている。
なるほど微笑ましいじゃないか! 家族旅行にもぴったりの場所だ。

観光名所ばかり回っていてランチを忘れてたが、再び支笏湖経由で苫小牧へ。
港に着き、「ほっき貝カレー」を食しホッとした。乗船口近くの売店で「北海道限定」の土産品を買い漁る。
広々した荷室があるスバルXVならお土産の心配も不要だ。 ビールやお菓子類、旨いものがたくさんあるが「いくらでもクルマに積める」という状況だから大量に買ってしまう。これで家族も喜ぶだろう。

波もおだやかで、またまた快適に、苫小牧~大洗の航海を終えて東京へ向う。スバルXVとフォレスターを交互に乗りつつ、あっという間の今回の旅を振り返る。
最初はこんなグルメ満載の軟弱な取材なんて……と思っていた。しかし流れのいい北海道の雪や雨交じりなどの様々なコンディションの道を走り、 限られた時間の中で数か所の名所を巡っていても、トラブルなく思いっきり楽しむことができた。快適なぶらり旅も楽しいもんだなあ、と思う自分がいた。読者の皆さんもそういう情報を求めているのだろう。
旅を楽しませてくれたのは……重量やサイズ、トルク配分、シンメトリカルAWD、走りの官能性、走破性、アイサイト等の安全性能、燃費……どれをとっても高次元でバランスよく保たれているスバルの実力。
写真のような雪道も凍結路も安心して走れたおかげだと思う。

自分はこれまで、なんでもありのラリーやレースの撮影と取材などハードな仕事をこなしてきた。1日1000km以上を走ったり、夜間走行を強いられることもザラだった。
歯を食いしばり、仕事第一主義で生きてきた、古いタイプの男だ。マイカーもマニアックなモノばかり……。
そして気がつけば家族サービス点が低く、妻も娘も相手にしてくれなくなった。欠けていたのは適度な人生のバランス感覚だったのかもしれない。

自分はもう手遅れだと思うが(笑)、読者の皆様(特に若い方)は、スバルXV e-BOXERやフォレスターe-BOXERのように「円グラフ」の高得点を意識ながら、充実したカーライフを送ることをお勧め致します!


