絶大な人気を誇りながら2017年に惜しまれつつ廃盤となったワークの名作「VS KF」が、2025年に「VS KF ♯(ケーエフシャープ)」として電撃的な復活を果たした。東京オートサロンでの衝撃のデビュー以来、幾度となくその魅力をお伝えしてきたが、今回はオリジナルを踏襲しながらも劇的な進化を遂げた造形美と現代のモンスターマシンをも支える最新スペックの深層に迫る。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ワーク
【画像ギャラリー】R32のキャリパー部分に注目、きっちり避けてるぞ! よく見たらピアスボルトも焼き色チタン風!?(11枚)画像ギャラリー「8年ぶり復活」の理由と「#」の真価
スポーツカーからミニバン、VIPセダンまで、車型や時代を超えてカスタムシーンを一世風靡した「VS KF」。2017年の絶版以降も復刻を望む熱烈な声が止むことはなかったが、2025年、補修用リムの供給期限(8年)という節目を迎えたタイミングで、ワークは「VS KF ♯」としての復活を宣言した。
過去にも、R32GT-Rのようなネオクラシックから現行FL型シビック、GR86、さらにはアルファード/ヴェルファイアまでもが履けてしまう驚異の懐の深さやイベント会場での高い注目度をお伝えしたが、このホイールの凄みは、ただの懐古主義的な復刻にとどまらない点にある。
デコルテを思わせる流麗なラインと鋭いエッジが生む立体感
デザイン面における最大の進化は、やはりオリジナルの面影を巧みに残しながら、現代の設計・解析技術によって圧倒的な洗練度を手に入れた点。
ドレスの胸元(デコルテライン)をイメージして描かれた、センターから外周へと優雅に広がる流麗な5本スポークを踏襲しつつ、スポーク全体をより筋張らせて表面のエッジを効かせる再設計を敢行。従来のモデルのイメージを崩すことなく、細部に新しさも当然混ぜ込むことで、ファンも納得させられるデザインに仕上がった。
さらに、独自のラウンド感を持たせた立体フォルムにより、繊細な優雅さとスポーティなシャープさをハイレベルで両立させている。
このメリハリの利いた造形と、標準装備される輝かしいパフアルマイトリムが相まって、深リムの奥で圧倒的な存在感を主張する至高の足もとを作り出している。
超重量級EVやミニバンも余裕で受け止める「840kg」の衝撃耐荷重
見た目の美しさもさることながら、現代仕様へのアップデートで最も驚くべきはメカニカルな耐久性向上である。
大型化・高重量化していくプレミアムカーやEVを見据え、より進化した鋳造技術により全サイズで720kgの耐荷重を確保。
さらに「21インチ・フルリバース」サイズにおいては、なんと「840kg」という圧倒的な荷重対応を実現! ディスク裏の形状はビッグキャリパーの回避に最適化されており、ハイパワーマシンの足元を安全・強固に支えてくれる。
サイズや価格は以下の通り。いずれも1本あたりの税込価格である。
・21インチ(ステップリム/フルリバース):21×7.5J〜21×14.0J(15万8950円〜18万3700円)
・20インチ(ステップリム/フルリバース):20×7.5J〜20×15.0J(14万250円〜16万8300円)
・19インチ(ステップリム/フルリバース):19×7.5J〜19×15.0J(12万7050円〜15万5100円)
・18インチ(フルリバース):18×7.0J〜18×14.0J(10万7800円〜12万6500円)
標準ディスクカラーには「ライトグレイッシュシルバー(LGS)」と「ブリリアントシルバーブラック(BSB)」の2色が用意されている。さらに1万1000円アップで設定できる特殊P.C.D.(5H-98〜120.65)や、各種カラーボルトなどの豊富なオプションを組み合わせることで、自分だけの究極仕様を作り上げることも可能。
詳細やその他情報および各サイズの値段等については、ワーク公式サイト商品紹介ページにて。前作からの進化の象徴として「半音上昇」を意味する音楽記号が名付けられた「VS KF ♯」。待望の復活から1年が過ぎようとも、まだまだその勢いはとどまるところを知らないようだ。
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