■気温が上がった水膜が浮く路面はいかに
雪道で怖いのは凍結路だけではない。実は気温が上がってシャーベット状になった雪上や、表面だけが溶けてきたアイスバーンも実に厄介だ。今回は重心の高いハイエースだけに、その影響は顕著に受ける。
山間部の下り路面でテストしてみた。さすがに重心も高いのでまったく気を遣わずイージードライブ、ってわけにはいかない。当たり前だけどいくら性能の高いスタッドレスタイヤも物理の法則には逆らえない。
エンジンブレーキを効かせながらじっくりと坂道を下りてくる。「あれ、こんなに滑らない路面だっけ?」と途中でクルマを下りて確認したくらい、すんなりと難しいコンディションをクリアしてくる。
このあたりは黒いタイヤに隠された「スーパー吸水ゴム」がいい仕事をしてくれています。ぜひこの安心感は体感してほしい!!
■ドライブを静かに走りぬく
今回はドライ路面を走るチャンスはあまりなかったが、除雪された駐車場などでも「ゴーゴー」というノイズは極めて小さい。北海道旭川のようなシーズン中はずっと雪に覆われている地域ではなく、都市部から週末にだけ降雪地帯に出かける人にも優しい設計だ。
従来製品から28%も騒音を低減していることなど、アイスガードSUV G075の設計思想はじつにユーザーフレンドリー。ただでさえ箱型で反響音の大きなハイエースだから、なるべくロードノイズは下げてドライブを楽しみたいですもんね。
今回はハイエース用の新サイズでのインプレッションになりましたが、ジムニー用のカスタムサイズなども豊富なのがアイスガードSUVの特徴。せっかくのカスタム、通年で楽しんじゃいましょう。
ルックスも雪道の安全性もアップのこのタイヤ、ぜひ使ってみてほしい!!
コメント
コメントの使い方撥水系タイヤの場合は、多少雪が解けてのアイスバーンでは滑りやすいです。
吸水系タイヤの場合は、アイスバーンで滑りにくいです。
だから、ブリジストンやヨコハマゴムのスタッドレスタイヤが人気があるのです。
車重があるハイエースでも滑りにくいのであれば、こちらがベストバイと言えそうです。