UDトラックスは12月19日、2025年春から供給を開始する大型トラック「クオン」単車型の7速マニュアルトランスミッション(M/T)搭載モデルの内外装と車型ラインナップを発表した。このモデルは、いすゞ自動車の藤沢工場で生産する。なお、一部の特殊な車型とトレーラ牽引用トラクタ車型の7速M/T車では、いままで通りUD生産モデルを継続する。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/UDトラックス
いすゞギガ・ベースの7速マニュアル車
2025年春から発売するクオン7速M/T車は、いすゞ「ギガ」7速M/T車をベースとしたUDブランド車となるもので、現行型クオンのデザインコンセプトを踏襲したヘキサゴングリル、ブラック基調のインテリアカラーを独自に採用した。この手法は、逆にクオンベースでいすゞブランド車に改めた、現行型ギガ・トラクタとほとんど同じである。
もちろん走行性能はギガ7速M/T車と同一で、エンジンは排気量9.8リッター直列6気筒ターボの6UZ1-TCS(最高出力380PS・最大トルク185kgm)または6UZ1-TCC(最高出力360PS・最大トルク160kgm)の2機種を搭載する。全車2015年度重量車燃費基準を達成し、一部シャシーは+10%(2RG-車)および+5%(2PG-車)の超過達成車となっている。
先進運転支援システム(ADAS)は現行型クオンとほぼ同等の装備だが、クオン7速M/T車では標準で前方衝突警報装置(MOIS)、オプションでEDSS(ドライバー異常時対応システム)を装備するなど、一歩進んでいる面がある。
また運転席シートも、サスペンションロック機能とベンチレーション機能を備えた高機能ベルトインシートをはじめ、イスリングハウゼン製ベルトインシート、標準シートの3種が設定されるなど、現行型の2種よりも選択肢が多くなっている。
いっぽう、新型クオン7速M/T車の車型ラインナップは、現行型7速M/T車を一部を除いてほぼ踏襲しており、カーゴ(物流)、ダンプ、ミキサーの3用途に対応した専用シャシーをそれぞれ設定。既存クオン・マニュアル車ユーザーの大半が、スムーズに移行できるようにラインナップが構成されている。