リサイクルの要の「ゴミ収集車」をリサイクル素材で!? ダイムラーが資源の循環を印象付けるコンセプト車両

リサイクルの要の「ゴミ収集車」をリサイクル素材で!? ダイムラーが資源の循環を印象付けるコンセプト車両

 「ゴミ収集車」という名称は人口に膾炙しているものの、循環型社会が実現すれば、収集するのは「ゴミ」ではなく「資源」だ。

 メルセデス・ベンツはリサイクルの要となるゴミ収集車をリサイクル素材で試作し、資源の循環を印象付けるコンセプトトラックをIFAT2026で展示する。プロジェクトには多くのパートナーが協力し、商用車の製造プロセスとリサイクルを結びつける方法を模索した。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/Daimler Truck AG

「リサイクル素材で作ったゴミ収集車」というコンセプトトラック

リサイクルの要の「ゴミ収集車」をリサイクル素材で!? ダイムラーが資源の循環を印象付けるコンセプト車両
ダイムラーはリサイクルされた素材で「eエコニック」を試作し、展示する

 今年のIFAT2026(上下水処理・廃棄物処理・再資源化技術の見本市)で、ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツ・トラックスとファウン・ウンベルトテクニクが共同でコンセプト車を展示する。

 そのコンセプトトラックだが、廃棄物回収用のゴミ収集車を、廃棄物をリサイクルして製造するもので、循環型経済を印象付けるものになっている。

 商用車の製造における持続可能性を高めるために包括的なアプローチを採用した車両だといい、開発に当たっては自動車業界やリサイクル業界など31社ものパートナーとコラボした。

 車両自体はメルセデス・ベンツの「エコニック」低床シャシーと変わらない(リサイクル素材を使っても「変わらない」ことが訴求点だ)。エコニックは日本では消防車などに導入されているが、海外ではゴミ収集車としての架装が大部分を占める。

 今回は実績のあるバッテリー電気駆動技術と組み合わせた電動の「eエコニック」を、リサイクル素材を活用して製造することで、循環型経済を意識した生産技術をアピールする。

 その目的として、モノを可能な限り循環・完結させ資源を節約するため、商用車の製造において調達や製造プロセスをどのように設計すべきか明らかにすることを挙げている。

 電動のゴミ収集車は、まさにこうしたアプローチを体現するもので、リサイクル素材を回収する車両自体が、(少なくとも一部分は)リサイクル素材で作られているため、消費者に対しても循環型経済を強く意識させる。

 プロジェクトのパートナー企業は、調達・製造プロセスと包括的なリサイクルを密接に結びつける方法を模索した。プロジェクトを通じて得られた知見は、より持続可能な素材や生産コンセプトを実用化し、量産化するために活用されるという。

 2026年5月4日から7日までミュンヘンで開催されるIFAT2026では、より詳しい情報が公開される予定だ。

【画像ギャラリー】ダイムラーが試作したリサイクル素材でできたゴミ収集車(5枚)画像ギャラリー

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