本当に5分で出発準備完了

筆者の自動連結体験はUDトラックスの上尾本社テストコースで行なわれた。再会したクオンKKS搭載車とともに、平床シングルタイヤ3軸のセミトレーラが用意されていて、こちらにもトレーラ用のKKSを搭載している。
連結作業を簡単に記せば、先に車高調整機能でカプラ頂面をトレーラ底面にすり付けるような高さに合わせてからキングピンに向けて後進、カプラのロッキングジョー(爪)がキングピンをロックすると同時にホース/ケーブルの接続も完了し、スイッチ操作で補助脚を格納、そして車高を戻すというプロセスで、本当に5分ほどであっけなく出発態勢が整ってしまった。切り離しはジョーの操作などがあって若干違うものの、おおよそ逆のプロセスだ。
あっけない……とは書いたが、実際には、運転席内のKKSリモコンに表示される連結(または切り離し)のプロセスと表示色、スイッチを確認しながら一つ一つ操作を進めていくロジックになっており、ワンアクションでイージーに全工程完了ではなく、むしろ『慎重に自動化されたシステム』という印象が強かった。
そのためKKSの操作方法も心得ておく必要がある。今回はUD側スタッフのインストラクションのもとで操作したが、手順と表示を覚えれば決して難しくはなさそうだ。
少なくとも、トラクタの踊り場に登ってホース/ケーブルを着脱する作業と、クランクハンドルを回して補助脚を格納・展開する作業と、カプラのロッキングハンドルを操作する作業に比べれば、エアコンの利いた車内に座りながらKKSリモコンを操作するほうがはるかにラクである。
