ISOで国際標準規格化

2022年に欧州市場で正式発売されたKKSだが、最初のコンセプトは2004年秋のハノーバーIAAで公開され、2014年には量産モデルが完成していた。だがISOにかつてなかった自動連結装置の国際標準規格を制定するのに長期間を要し、ようやく市販が可能になったという経緯がある。
実は筆者も、かなり前にハノーバーIAAでKKSの現物を見ており、機能概要も知っていた。しかし商品として発売したという話がいっこうになかったのは、ISO規格化が原因だったのだ。
このISO規格(ISO13044)では、ホース/ケーブルを一体化したコネクタ仕様が国際標準規格として採択された以外にも、自動連結装置とともに現在のホース/ケーブルも併せて装備することとし、故障時への備えとともに、非自動連結のトレーラも牽引可能とするよう義務付けられている。
そのため、もし連結車ユーザーがKKSを導入したとしても、いままで通り従来の連結・切り離し作業を身に着けておかなければならないので、今後も新人ドライバーへの指導は不可欠だ。いっぽうでトレーラの自動連結化は将来、自動運転あるいは無人運行の実現で直接関わる技術にもなっていくだろう。
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