米国と言えば自動車大国で、巨大なボンネットトラックが長大なトレーラを引っ張って大陸中を駆け回っているイメージがある。実際に米国内の温室効果ガスのかなりの部分を輸送セクターが排出しているのは事実だ。
しかし最近では、カリフォルニア州が一部トラックのゼロ・エミッション化を義務付け、他州も追随する動きを見せるなど、脱炭素に向けた規制強化が続いている。そんな中、「電気」でも「水素」でもない第3の選択肢として「再生可能ディーゼル(RD)」の利用が急増している。
トラックの脱炭素における切り札となるかもしれないRDとは何なのか? 従来の「バイオディーゼル」との違いについても解説する。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/Volvo Group・Peterbilt・NESTE・USDA・伊藤忠エネクス