【バッテリー上がり】最近のクルマには、スマートキーシステムや車載ナビ、カーセキュリティなど、放置しておいても暗電流を必要とする装備が複数あるため、1ヶ月放置した場合、バッテリー容量の約半分は自然放電してしまう計算になる。バッテリーが上がり、エンジンがかからない事態にもなりかねない(PHOTO:写真AC_あみん30)
【オイル落ち】エンジン内部の部品表面からオイルが落ちてしまう。オイルが落ちてしまった状態でエンジンをかける、いわゆる「ドライスタート」をしてしまうと、摩耗が一気に進むなどの不具合が生じることも(PHOTO:Adobe Stock_amstockphoto)
【タイヤ潰れ】クルマを動かさないでいると、タイヤは一か所に負荷をかけ続けられる状態となり「つぶれ癖」ができてしまう。わずかなものであれば、クルマを走らせれば元に戻るが、目視で分かるほどへこんでしまうと元には戻らず、走行中にバタバタと振動が発生してしまう(PHOTO:写真AC_アロマ画)
【ガソリンの劣化】ガソリンタンクの中は密閉されてはいるが、ガソリンが少なく、タンク内にある空気が多ければ多いほど、劣化が早まる。半年経過したガソリンは使わずに入れ替えた方が良い。ガソリンは危険物なので、必ず専門家に任せよう(PHOTO:写真AC_acworks)
【ゴム製品の硬化】オイルシールなどのゴム製品の硬化や固着も考えられる。ゴム製品は、伸び縮みをすることで柔軟性を保つことができ、放置されると劣化が早まる(PHOTO:AdobeStock_)
【錆の進行①】潮風があたる場所で放置したり、雪道を走ったあと融雪剤が付着したまま放置したりすると、ボディが錆びる原因に。ボディ表面は一見キレイに見えても、隙間に付着した塩分によって、見えないところで錆が浸食している可能性もある(PHOTO:写真AC_会社員)
【錆の進行②】さらに一年以上の放置になると、ブレーキやボディ関連の部品が錆びつくことが考えられる。ブレーキのローター表面の錆だけならば、少し走行すれば元に戻せるが、摩擦材がブレーキローターと固着してしまったり、ボディに錆が浮き、クルマへ乗り込んだ瞬間に亀裂が発生したりするようだと、もうどうにもならない(PHOTO:Adobe Stock_ike)
クルマの寿命を縮めてしまうNG行為:クルマ止めからは「ちょっとだけ」離すべし!! (PHOTO:AdobeStock_xiaosan)
クルマの寿命を縮めてしまうNG行為:やっぱり「急操作」はNG!!
クルマの寿命を縮めてしまうNG行為:パーキングブレーキは「Pレンジに入れる前」
クルマの寿命を縮めてしまうNG行為:停止した状態でのハンドル転舵はなるべく避けて
メンテナンスもしっかりと!! 普段から月に1度は洗車をし、長期間クルマを放置する前にも、洗車をしておくと安心(PHOTO:AdobeStock_maho)
屋根付きの駐車場を確保し、ガラスに日よけなどをつけ、ガソリン満タン、バッテリーのマイナス端子を外す、タイヤの空気圧を上げる、エンジンオイルを保持性の高いオイルに替える、などの措置をしておくと、ダメージが少なくて済む(PHOTO:写真AC_城砂正春)
クルマはやはり毎日乗ってあげることが理想的。毎日は無理でも、3日に一度、できれば1週間に一度は、30分以上クルマを走らせて、状態をチェックするようにしよう