“運転上級者”のみなさん、つい「自分は大丈夫」と思ってしまうこと、ありませんか? 今回は、そんなベテランドライバーがついやってしまいがちな「ありがち誤解」を5つご紹介します。ちょっとした意識で、防げる違反もたくさんありますよ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=Peak River@Adobestock)
※一部生成AIにて原稿を処理をしています
【画像ギャラリー】時間もお財布もムダ! 思い込み違反で捕まるな!(8枚)画像ギャラリー追越しと追い抜きを混同していない?
「追越し禁止」の道路で、前を走っていたクルマを抜いたことってありませんか? それ、ちゃんと“追い抜き”でしたか?
道路交通法では進路変更を伴う抜き方が「追越し」、車線変更をせずにそのまま抜くのが「追い抜き」とされています。特にセンターラインが白あるいは黄色の実線になっている場所では、対向車線にはみ出しての追越しは禁止。
「ちょっとだけなら…」「前が遅すぎて…」といった自己判断で線を越えてしまうと、思わぬ違反になることも。慣れているからこそ、自分の行動を一歩引いて見直す目線が大切です。
追越しと追い抜きを混同していない?
交差点で左折するとき、ミラーだけ見てサッとハンドルを切っていませんか?
都市部では、自転車や原付が左側からスルッと入ってくることも多く、ヒヤッとする瞬間も。
道路交通法では、左折時の巻き込み確認はドライバーの義務。確認不足で事故になれば、重い過失責任を問われます。
「何百回も曲がってる道だから大丈夫」と油断しがちなのが上級者の落とし穴。ベテランほど、毎回丁寧に確認することが、じつは一番カッコいい運転なのかもしれません。
合流時に「詰めすぎ」ていない?
本線を走っていて、合流車に割り込まれないよう、前のクルマにピタッと詰めていった経験、誰しもあるかもしれません。でもそれ、ちょっとだけ危ないかも。
近年は「ファスナー合流(交互合流)」が推奨されています。これは、お互いが一台ずつ交互に入ることで、衝突や無理なブレーキを防ごうという仕組み。
「こっちが本線だから優先」は昔の話。今は“譲る力”こそが、真の運転上手を証明する時代です。
徐行とは「その速度」で止まれるという意味
「徐行せよ」の標識を見たとき、つい20km/hくらいで走ってしまっていませんか? 実はそれ、“徐行”じゃないんです。
法律上の「徐行」は、「いつでもすぐに止まれる速度」。目安は10km/h以下とかなり遅め。交差点や通学路など、子どもや歩行者がいるかもしれない場所では、少しでもスピードを落とすことで防げる事故がたくさんあります。
体感速度に自信がある上級者こそ、ここは数字でしっかり“確認”してみましょう。
黄色信号は「進め」ではない ― 原則は「止まれ」
交差点で信号が黄色に変わったとき、反射的に加速していませんか?
その気持ち、よくわかります。でも、黄色信号の本当の意味は「止まれるなら止まってね」。
つまり、「進んでOK」ではなく「基本は止まれ」なんです。黄色で無理に進むクセがついてしまうと、赤信号での進入や接触事故につながるリスクも。
ベテランの感覚に頼るだけでなく、法のルールに一度立ち返ってみること。それだけで、事故の芽をぐっと減らすことができるはずです。
思い込みや慣れからくる判断が、実は法的には違反になっていることもある。
でも逆に言えば、「あ、そうだったのか」と気づくだけで防げる違反もたくさん あるということ。
経験豊富なドライバーほど、意識して基本を見直すだけで安全性がグッと上がるのが面白いところです。「これまで大丈夫だった」ではなく、「これからも大丈夫にする」ために。今日の運転から、ひとつだけでも見直してみてはいかがでしょう!?
「交通違反」の人気記事を見る













コメント
コメントの使い方タクシー運転手歴20年、多分一般の方の10倍〜20倍の時間を運転してると思います。また、台風でも深夜3時でも、山道から高速道路も走れるところは走ってます。
私が思う本当のベテラン運転手は、道路交通法をマスターするだけでなく、あらゆる判例も都度学習してルールとセットで身につけている者だと思います。
記事の内容は運転免許取得のレベルです。
大事な記事ではあるけど『上級者が陥る』ではないね。『運転経験豊富=ベテラン=上級者』ではない。
上級者は『かもしれない運転』が出来る人。
そうでない人がするのは『だろう運転』もしくは自己中な人。
記事とは話がズレるけど、車間距離保ってるスペースにいきなり無理やり割り込んで来るような自称『運転上手い』人というのはあれ本人の勘違いです。本当に上手い(上級者な)のは周りのドライバーですから。
違います。
この記事を書いた人、進路変更と車線変更を混同してますね。
車線変更しようがしなかろうが、進路変更したら追い越し、しなかったら追い抜きです。
確かに尤もな内容なのですがモヤモヤとした気持も残る記事です。1つ目の記事の内容と写真が解り難い。
巻き込み確認も然り。自動車系ユーチューバーは炎上対策だと思いますが大きく体をひねりハッキリわかる形で巻き込み確認しますがそれだと前方見てない時間が長く、またハンドル操作を誤る可能性も大きい。左折時はしっかり左に寄せて二輪が入らないようにする事が重要かと。
二輪対策ではく、交差点を走ってくる自転車や歩行者対策だと思いますが。炎上対策ではなく、みな普通にやってますよ。逆に、巻き込み確認しないのですか?怖過ぎます。
大切な記事ですね。こんなもん、と読み飛ばすんじゃなく
良い機会だと再確認することが、今後の運転人生を左右しますね。
確かに文中のことは、納得しますね~皆さんが平気でやってる行為の中に、信号待ちで渋滞中右折レ-ンが空いてるからと、片輪のみ跨いで、或いは車両全部が黄色線はみ出して、直進車両の横をすり抜ける人多いですねぇ。あれれっきとした道交法違反です。はみ出し禁止に追い越し違反です。例え直進車が停車しててもです!ここを勘違いなされてる方が多いように思いますけど・