子供はおとなよりも「ニオイ」に敏感。嗅覚への刺激が自律神経のバランスを崩し、クルマ酔いに繋がることもある。悪臭でなくても、「新車の匂い」などで体調を崩すことも(Yulia Raneva@AdobeStock)
かつては乗り心地をよくするため、足回りをソフト寄りにセッティングすることが多かったが、「酔いやすい周波数」が解明されてきた現在は揺れが収まりやすいよう、極端に柔らかいセッティングは避ける傾向がある(Parkin@AdobeStock)
クルマ酔いしにくい運転のコツ:その1「ブレーキは止まる瞬間にちょっと抜く」。できるだけ遠くまで見て、前方のクルマの減速に遅れないようにしつつ、クルマが止まる瞬間にブレーキを踏む足の力を少し抜く。これで同乗者の頭の揺れを減らすことができる(tarou230@AdobeStock)
クルマ酔いしにくい運転のコツ:その2「アクセルはふんわりを心掛ける」。アクセルペダルを踏みこむ量をうまくコントロールして加速をなめらかに。スピードの出し過ぎにも注意(tarou230@AdobeStock)
クルマ酔いしにくい運転のコツ:その3「ハンドルはゆっくりと、最小限に」。急ハンドルなど、強い横Gがかかる挙動は禁物。カーブでも、交差点でも、ハンドル操作を「ゆっくり」と行うこと(yu_photo@AdobeStock)
レベル3以上の完全自動運転が普及すると、ドライバーが読書などで目線を下げることが可能となる。クルマ酔いするドライバーが問題となるかもしれない(Gorodenkoff@AdobeStock)
2022年11月にフルモデルチェンジした新型日産 セレナでは「長時間ドライブでも疲れにくく、クルマ酔いも引き起こさない走行性能」を目指した車両開発が行われている
第2世代「e-POWER」と高剛性サスペンションが車体の動きをなめらかにし、新開発のシートが車体の揺れの伝達を抑え、クルマ酔いにつながる頭の急な揺れを抑制する
ミニバンが苦手とする横風を受け流す車体構造によりふらつきを抑えることで、高速でも安定した走りを実現。ほかにも、開放的な視界や、最適な位置に配置された後席専用モニターなど、視覚的にもクルマ酔いの低減を図っている