第28回東京モーターショーに出展された2年後の1991年に発売となる。写真はコンセプトモデルだが、内外装のデザインや作り込みは他のパイクカーと同じく、ほぼショー出展時の造形を踏襲していることがわかる
ボディパネルに曲面を多用することで、前後ともに丸味を帯びた愛らしいスタイルとしていた。パステル調の淡いボディカラーと白いルーフのコントラストがお洒落感を強調
デザイン性を優先したように見えるが、ボディ各部を効果的に補強することで高いボディ剛性を確保。高防錆鋼板を主要部位に採用するなど防錆性能の向上も図っていた
ホワイトを貴重としたインテリアは、シートに本革を用いるなど豪華な作り込みがなされている。インパネまわりはもちろん、メーター類までもが専用デザインを採用される
シートの表皮や形状でもクルマのキャラクターが表現されている。クラシカルな雰囲気が漂い、乗り込むたびに特別なクルマを所有している優越感が得られる
真正面のデザイン。軽量で防錆性能に優れ、リサイクル可能な樹脂外板「フレックスパネル」をフロントフェンダー、フロントエプロンに採用
真後ろのデザイン。ボディの塗装には長期にわたって新車時の光沢が持続するとともに、優れた擬水性を発揮するスーパーファインコーティング(フッ素樹脂塗装)が全車に採用されていた
ショーモデル(1989年に開催された第28回東京モーターショー出展車)のフロント
ショーモデル(1989年に開催された第28回東京モーターショー出展車)のリア
ショーモデル(1989年に開催された第28回東京モーターショー出展車)のサイド
ショーモデル(1989年に開催された第28回東京モーターショー出展車)のインテリア