新型シティ登場で日本のグレイスはどうなる?
さて、注目の日本仕様はどうなるのか? 結論から言えば、この新型シティが次期グレイスとして日本発売される可能性はかなり高い。
冒頭でも書いたとおり、シティはグレイスの車名で日本でも発売されている。現行型モデルは、「フィットアリア」の実質的な後継車として2014年12月に日本発売。発売から間もなく5年が経過する。
リリースには「新型CITYは、タイ国内での発売を皮切りに、今後他の国でも発売を予定しています」と、日本に関する具体的な言及こそないものの、他国での展開を明言している。
日本導入を裏付けるひとつの要素が、ホンダの日本におけるラインナップ構成だ。「セダンが少ない」、「N-BOXが売れていて登録車にあまり力を注いでいない」というイメージもある最近のホンダだが、実は国内のセダンラインナップは意外なほど豊富。
下は小型のグレイスに始まり、シビックセダン、インサイトと続き、アコード、レジェンドと小・中・大型セダンを取り揃える。
特に最近は、2017年7月にシビックセダンを日本へ“再上陸”させたことに加え、2020年には北米で先行発売しているアコードも日本に新型として導入することを公表済だ。
こうした戦略を踏まえても、より日本に最適なサイズの新型シティ(グレイス)を導入しないことは考えづらい。
ただ、2020年は2月の新型フィットに始まり、新型アコード、ホンダeと新型車の登場が相次ぐ。それに現行型のフィット登場からグレイス発売まで約1年のタイムラグがあったことを考えても、新型グレイスの日本発売は2021年になる可能性が高い。
パワーユニットも、1Lターボエンジンではなく、新型フィット同様の2モーターハイブリッド「e:HEV」を搭載することになるだろう。
新型フィットから消滅する見込みの「RS」が設定されるか否か含めて、新型シティ改めグレイスの今後に注目だ。
コメント
コメントの使い方