日産の長期ビジョン発表会ではワクワクする新車計画が明らかになったが、北米で人気を博したSUV「エクステラ」の復活もそのひとつ。どうやら日産は北米でラダーフレームモデルの再構築を狙っており、トヨタのランクルや4ランナーとも真っ向勝負を挑む構えなのだ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車
【画像ギャラリー】2代目エクステラの積んだV6エンジンがこれ!(8枚)画像ギャラリー北米日産が狙うラダーフレーム復活計画
長期ビジョン発表会の中で、スカイラインや新型エクストレイル、ジュークEVに交じって発表されたエクステラの復活。プレスリリースには「米国におけるハートビートモデルであるエクステラは、冒険心をかき立てるキャラクターとフレーム構造ならではの強靭性を備え、目的に基づいたデザインを採用します」と説明されている。
そもそもエクステラとは、ダットサントラックをベースに作られたオフロード4WD。ラダーフレームを骨格とするため悪路を得意とし、ガンガン使えるタフさがウリだった。1999年にデビューすると2005年に2代目へとバトンタッチしたが、SUVのラグジュアリー化などの流れを受けて人気が失速し、2015年に生産を終えたという経緯を持つ。
そんなエクステラを日産が復活させるというのだが、その背景にあるのは、日産の北米でのラダーフレーム復活計画のようだ。日産は長期ビジョン発表会の中で北米市場についてこうも述べている。
「米国の市場戦略は、大型車でのリーダーシップと、高い現地化率に支えられた強固な生産基盤に基づきます。次世代『ローグe-POWER』やV6エンジンとV6ハイブリッドを搭載する『エクステラ』を始めとするフレーム車で商品力を強化し、DセグメントSUVではお客さまのニーズが高いV6エンジン仕様を維持します」
三菱トライトンのラダーフレームをフル活用か?
ちなみに2015年まで生産された2代目エクステラは、日産独自のF -Alphaプラットフォームを使用していた。新型エクステラはそれとは異なる新たなラダーフレームに、ハイブリッドにも対応するV6エンジンを搭載して巻き返しを図るようだが、ここで気になるのがその新しいフレーム。日産は新造のラダーフレームを作るのだろうか。
ここで思いつくのが、日産とアライアンス関係にある三菱自動車だ。すでに日産は、オセアニア向けピックアップ「ナバラ」を、三菱トライトンの兄弟モデルとして発売することを発表済み。そのトライトンのラダーフレームにはまだまだ可能性があるから、これでエクステラを始めとする日産のラダーフレーム群を作ることは、理にかなっているようにも思えるのだ。
唯一気になるのはV6との親和性。現状の三菱トライトンは直4エンジンだからなんらかの変更が必要になるが、パジェロ級のモデルを当初から構想していたとなれば縦置きV6の搭載は織り込み済みのはず。ハイブリッドも三菱のPHEV技術を転用すればコストは確実に抑えられるだろう。
ともかくエクステラは、日産の新しいラダーフレームハイブリッド戦略の第1号車として、2028年にもデビューするといわれる。BEVが失速状態にある北米市場では、当面ラダーフレーム+V6というパッケージはご威光を発揮しそう。エクステラの新たなる躍進に期待しよう!
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