新型レヴォーグ 8月20日受注開始!! 全グレード判明&STIスポーツも設定

エンジンは1.8Lターボ一本化&進化版アイサイトも初搭載!

新開発1.8L水平対向直噴ターボエンジンが搭載される(新型レヴォーグプロトタイプの公式サイトよりスクリーンショット)
新開発1.8L水平対向直噴ターボエンジンが搭載される(新型レヴォーグプロトタイプの公式サイトよりスクリーンショット)

 パワーユニットは、2L&1.6L両ターボエンジンだったのを新開発の1.8Lターボエンジンに1本化する。

 同ユニットは2Lターボのダウンサイジングバージョンではなく1.6Lターボに置き換わるエンジンとして開発したもの。実用域での加速性と燃費の良さを重視して開発。

 特にトルクフルで80-100km/hの追い越し加速感の良さが特徴。燃費面では街乗りのゾーンで希薄燃焼するので、そのぶん燃費を改善しているという。

 1.6Lの後継になるということは、いずれ2Lターボの後継も開発に着手することも印象付ける。こちらも排気量を拡大し、近い将来搭載車を発売する可能性がある。

 組み合わすトランスミッションはCVTで金属チェーンのリニアトロニックを採用。こちらもエンジンに合わせ、かなりの進化をさせてレスポンスを向上させている。

 得意の安全面でも大きく進化させている。従来の「アイサイト」の大幅な進化バージョンで、ハードのステレオカメラが別物の最新設計となる。

 特徴はより画角が拡大すること。同時にレーザーを前方に移し、検知できる範囲を拡大する。これによって様々のシーンで障害物との衝突回避を支援する。

東京モーターショー2019で出品された新型レヴォーグプロトタイプにあったアイサイト。従来型より、フロントガラスに密着している。
東京モーターショー2019で出品された新型レヴォーグプロトタイプにあったアイサイト。従来型より、フロントガラスに密着している。

 カメラの設置位置はガラスに張り付ける構造としている。レーダーをフロントにも配置、広角化したカメラのより外側から来る障害物も検知できる。

 このため進行方向の直角から来るクルマも検知してブレーキを支援する。これによってT字路や駐車場から出る場合も反応し、交差点での出会い頭、右折左折時の衝突事故の防止にも直ちに対応できる装置になっている。

 高速道路では追随走行機能も進化させている。高精度マップと現在位置を把握するロケーターを組み合わせることで、カーブ前減速や渋滞時の手放し走行を可能とし、自動運転支援を実現している。

グレードは「アイサイトX」設定車合わせて全6タイプ

レヴォーグプロトタイプ 「STIスポーツ」(東京オートサロン2020にて初公開)
レヴォーグプロトタイプ 「STIスポーツ」(東京オートサロン2020にて初公開)

 グレード構成は「GT」、「GT-H」、「STIスポーツ」に、それぞれ進化した「アイサイトX」であるEXを設定しトータル6タイプとなる。

 タイヤサイズは「GT」が17インチ、「GT-H」と「STIスポーツ」が18インチ、STIスポーツは、足回りをあらゆる場面によっで硬軟両様に対応できる、新開発の「電子制御サスペンション」を標準装備する。

 ボディカラーは8色でモノトーンのみ。STIスポーツ専用で「WRブルー」を設定する。

 車両本体価格は大幅なコストアップによって現行の特別仕様車341万~412万5000円から約20万円程度の引き上げとなる見込み。10月生産開始し、事前受注分の最初の納車は11月に入ってからとなる見込み。

レヴォーグ公式サイトには、「掲載モデルの受注生産の注文受付を終了いたしました。注文受付販売店での在庫対応のみとなります」と記載されている。(レヴォーグ公式サイトよりスクリーンショット)
レヴォーグ公式サイトには、「掲載モデルの受注生産の注文受付を終了いたしました。注文受付販売店での在庫対応のみとなります」と記載されている。(レヴォーグ公式サイトよりスクリーンショット)

 現行モデルはすでに生産中止しており、在庫一掃セールに入っているが、殆ど売りつくしている状況。あればナビ、ETC付きで40万円以上の値引きが可能なとなっている。

次ページは : 販売現場からも新型レヴォーグに期待の声

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