■ホンダN-BOX対スズキ新型スペーシア Text/渡辺陽一郎
スペーシアはN-BOXに比べてボディが20㎏ほど軽い。
JC08モード燃費も自然吸気エンジンの売れ筋グレードで見ると、N-BOXは27km/Lだが、スペーシアは28.2km/Lだから約4%勝る。
スペーシアのマイルドハイブリッドでは、モーター機能付発電機がアイドリングストップ後の再始動を静かに行うことも特徴だ。発進時のクリープ走行がモーター駆動のみで行われる場合もあり、この時の静粛性も優れている。
安全装備では音波センサーを後ろに装着して、後退時にも衝突被害軽減ブレーキを作動できる。この機能もN-BOXには用意されない。
シートアレンジは新型では後席の背もたれを倒すだけで座面も連動して下がる。床面へ落とし込むように畳むN-BOXよりも操作が簡単だ。
そしてスペーシアの標準ボディは内外装の雰囲気が明るく、軽自動車にふさわしい軽快感が伴う。N-BOXには「コンパクトカーに勝ちたい!」という背伸び感が伴うが、スペーシアは肩肘を張らない印象で好感が持てる。
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