■VWゴルフを置き去りにする圧倒的なクオリティと安全&快適装備満載!
現地時間2月2日19時、オランダ・アムステルダムで、約6年ぶりにフルモデルチェンジとなるメルセデスベンツ4代目Aクラス(W177)がワールドプレミア(世界初登場)となった。
現行Aクラスでは販売面でVWゴルフに後塵を拝しただけに、今度こそはとCセグメントの新しいベンチマークになるため、メルセデスは総力を結集してきた。
エクステリアは新しいメルセデスのデザイン言語を取り入れたもので、吊り目のマルチビームLEDヘッドライトやロー&ワイドなフロントボンネットなどスポーティかつアバンギャルドなデザイン。
細部の仕上がりを見ていくとCセグのクルマとは思えないクオリティの高さだ。
ボディサイズは全長4419×全幅1796×全高1440mm、ホイールベースが2729mmと現行A180(日本仕様)と比べて全長が119mm長く、全幅が16mmワイド、全高が5mm高く、ホイールベースは29mm伸ばされている。
現行Aクラスのネガな部分といえば室内の狭さだったが、新型はひと回りボディを大きくしてそれを克服したようだ。
ショルダールームは前席+9mm、後席+22mm、エルボールームが前席+35mm、後席+36mm、ヘッドルームが前席+7mm、後席+8mmと拡大され、トランク容量も29L増えて370Lに広がった。
インテリアに目を移すと、これまたビックリ。コクピットはEクラスかと思うくらいのプレミアム感(ちょっと言い過ぎかもしれない)。
タッチスクリーン式ディスプレイは標準が7インチ×2枚。10.25インチ×2枚のオプションも設定されており、LED照明が64色に変化するタービン風エアベントやSクラスと同じ3本スポークステアリングを装備する。
極めつけは新型Aクラスから導入されるという、新しいMBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)。
これはクルマとユーザーを結びつける新しいインフォテイメントシステムで、ユーザーが「ヘイ、メルセデス」と呼びかけるだけで音声認識アシスタントが起動し、さまざまなサービスを車両が提供してくれる。
さらに部分自動運転を実現するSクラス並みの安全装備をセグメント初搭載する、というのもこの新型Aクラスの大きなアドバンテージだろう。
発表されたエンジンは、まずシリンダーシャットオフ機能や摩擦低減と高強度を実現するナノスライド加工が施された新開発の1.4L直4ターボ(163ps/25.5kgm)がA200に、A180dにはアドブルー(尿素SCRシステム)搭載の1.5L直4ディーゼルターボ(116ps/26.5kgm)。
そしてA250には摩擦低減や燃費効率を上げる新技術コニクスシェイプや可変バルブ機構、カムトロニックを採用した新開発の2L直4ターボ(224ps/35.7kgm)を用意。トランスミッションは7速DCT(一部A200にMT)が組み合わせられる。
新型Aクラスの欧州での発売は3月、日本導入は夏頃になるだろう。
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