2018年2月15日、ホンダはクロスオーバーSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジを発表し、2月16日より全国で発売します。本稿ではその内容を、ホンダの公式リリースとともに紹介いたします。
文:ベストカーWeb編集部
■3年連続SUVナンバーワンが、挑戦者となる
ホンダのヴェゼルといえば、フィットをベースにしたコンパクトクラスのSUVとして2013年12月に発売。
手頃な価格と優れたパッケージング、世界的なSUVブームにも後押しされ、発売直後から大ヒット。
2014年の累計販売台数10万479台を記録し、SUV新車登録台数1位を獲得。翌2015年の累計販売台数も7万1021台、さらに翌年2016年も7万3889台で、3年連続SUV新車登録台数1位に輝いた。
しかしこの年の12月にトヨタから同コンセプトのC-HRが登場。2017年、ヴェゼルは登場3年後にもかかわらず6万4332台を売り上げるものの、C-HRの11万7299台に後塵を拝することとなった。
そこで今回、発売から4年3カ月をへてヴェゼルはマイチェンを実施。エクステリアにもインテリアにも手を入れ、ハイブリッド仕様のチューニングも変更、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全車標準装備とした。
この仕様変更で、再びSUV新車登録台数1位に返り咲くべく、今度はチャレンジャーとして、トヨタC-HRの牙城に挑むことになる。
以下、ホンダ公式リリースより変更点を引用する。
■ホンダヴェゼル 主な変更点
〇エクステリアデザインの進化
・フロントのバンパーやグリルのデザインを変更し、インラインタイプのLEDヘッドライトを採用
・ボディーカラーに、新開発色である「オーロラアメジスト・メタリック」と「シルバーミストグリーン・メタリック」を含む3色を新たに追加
〇インテリアの質感向上と快適装備の追加
・フロントシートの形状を刷新しステッチを変更することで、ホールド性と質感を向上
・スマートフォンをUSBで接続し、音楽再生や通話、マップアプリケーションの操作などを、ナビ画面や音声で行える「Apple CarPlay」、「Android AutoTM」に新たに対応
〇ハイブリッドモデル:運転する楽しさを追求した、さらに爽快な走り
・ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」にきめ細かなチューニングを施すことで、よりスムーズな加速フィールを実現
・ハイブリッドモデルのブレーキペダルにリンク機構を新採用することで、ブレーキ踏み込み時のペダルの軌跡を最適化
〇ホンダセンシングを全タイプに標準装備
・先進の安全運転支援システム、Honda SENSINGの8機能をガソリンモデル、ハイブリッドモデルの全タイプに標準装備
・自動ブレーキ、誤発進抑制機能などの衝突回避支援機能に加え、車線の中央に沿った走行をアシストするステアリング制御「LKAS<車線維持支援システム>」や、アクセルペダルから足を離しても前走車との車間距離を適切に保つ「ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>」など、ドライバーの負担を軽減し、快適な運転をサポートする
〇静粛性と燃費性能の向上
・ボディーに制振材を追加し最適配置することで、走行時の静粛性を向上
・エンジン内の高圧燃料ポンプの構造を見直すことで、走行時に発生するエンジン音を低減
・カムチェーンの摩擦低減などにより、ガソリンモデルの燃費が21.2km/L(JC08モード)に向上
〇4WDモデル:雪上でのコントロール性能向上
・4WDシステム「リアルタイムAWD」のトルク制御モデルがさらに進化し、雪上での旋回や登坂発進時に、より安心かつ上質な乗り味を実現
【ホンダヴェゼル 車両本体価格(主要モデル)】(税込)
1.5Lガソリン X ホンダセンシング(FF) 216万5000円
1.5Lハイブリッド X ホンダセンシング(4WD) 275万5000円
月販目標台数:5000台
コメント
コメントの使い方