ホンダの注目軽バン、「N-VAN」がついに2018年7月12日に発表になった(発売は7月13日)。概要はすでにお伝えしているが、今回の正式発表で価格などの詳細が判明。ホンダセンシングが付いて126万7920円〜 と、かなりリーズナブルだった。
今回は事前の撮影会で入手した情報、実際にN-VANに触れてみてわかった内容などをお伝えしたい。
文:ベストカーweb編集部/写真:平野学
■自動ブレーキ標準装備で価格は126万7920円~
N-VANについてはすでにベストカーWebでも紹介しているとおり、衝突軽減ブレーキ等の安全技術パッケージ「ホンダセンシング」の標準装備、そして6MTがNAグレードのみではあるが選択できることなどはすでにご存じだろう。
今回は事前に実車に触れてきて気付いたこと、そして開発責任者に皆さんが気になる「あの質問」をしてきました。まずはグレード、そして価格構成から見ていきたい。
■N-VAN

【G Honda SENSING】
FF(6MT/CVT)126万7920円
4WD(6MT/CVT)137万7000円
【L Honda SENSING】
FF(6MT/CVT)134万1360円
4WD(6MT/CVT)145万440円
■N-VAN + STYLE

【FUN Honda SENSING】
FF(6MT/CVT)150万600円
4WD(6MT/CVT)169万1280円
【FUNターボ Honda SENSING】
FF(CVT)166万8600円
4WD(CVT)137万7000円
【COOL Honda SENSING】
FF(6MT/CVT)156万600円
4WD(6MT/CVT)169万1280円
【COOL ターボ Honda SENSING】
FF(CVT)166万8600円
4WD(CVT)179万9280円
■実際に触れてみてわかったあれこれ
N-VANに実際に触れてみてわかったことは、多くの面でユーザー第一に作っているんだなということ。実用車でもあるN-VANは多くの職業で使用される。
つまり毎日使う「相棒」なわけで、ちょっとでも気に入らないことがあってはならない存在。まず驚きはピラーレスとなったサイドドア。

長いハシゴなどを収納するのにもピッタリなのがこの構造だ。もちろんピラーじたいはドアにビルトインされており車体の強度などは確保されている。
内装業や塗装業の現場ではある程度長いハシゴも使われており、このような配慮は嬉しい部分かもしれない。またフルフラットになる内装も魅力的。

荷物を積むのには非常に大切な部分で、デコボコがないことで荷物の積み下ろしをスムーズに行うことができる。こんなフラットならば車中泊くらいできそうだな……、と思っていたらホンダアクセスが展示していた車両が興味深い。

こんな車中泊の提案までされるとなんだかほしくなってきちゃいそうだ。セカンドカーとしての用途も充分に満たしてくれそうなN-VAN。決して単なる商用車ではない!!