ルノー 現行型カングー最終モデルリミテッドディーゼルMTの魅力

■リミテッド仕様の特別装備は?

 リミテッドに採用される特別装備を紹介すると、まずエクステリアは、「クルール」などの限定車で好評の前後のブラックバンパー、ブラックスチールホイールを装着。新アイテムとして、LEDデイライトを追加。さらに車庫入れに便利なバックソナーも与えられた。

 ボディカラーは、フランス郵便車の黄色である「ジョン ラ・ポスト」など好評だった限定車色4つを含めた全6色を用意。インテリアカラーは、カタログモデル同様となる。

黒バンパーに黒テッチンホイールのシンプルな仕様が実はカングーでは人気だ
黒バンパーに黒テッチンホイールのシンプルな仕様が実はカングーでは人気だ

■なぜ最後のディーゼル!?

 ルノー・ジャポンによると、生産される現行型の乗用仕様のカングーは、リミテッドで終了となるそう。これが世界的にもラストカングーとなる存在なのだ(※商用モデルは、もう少し生産があるとのこと)

 そんなフィナーレを飾るカングーが、なぜ初導入のディーゼルなのかを尋ねると、「ディーゼル+MTのカングーは、現地では最もポピュラーな仕様。世界で一番走り回る、最もカングーらしい仕様を最後に導入した」とのこと。まさに最後を飾るに相応しい、日本初でありながらもっともカングーらしい仕様なのだ。

 現行型カングーの販売については、カタログモデルのガソリン車のメーカー在庫は、すでにゼロ。残りは、店頭在庫のみ。これもかなり少ないという。つまり、リミテッドの400台が、最後の日本に届けられる新車なのだ。

 現行型カングーを手に入れるなら、まさにラストチャンス。ディーラーでも話題となっているようで、すでに早い者勝ちとなっている雰囲気もある。

 次期型のデザインがゆるキャラ的でなくなるので、お洒落なフレンチMPVをカングーに求めるなら、最後の現行型を新車で買っておくのが吉かも。ディーゼルなら長く使えるし、リセールも期待できるはずだ。

スクエアなラゲッジスペースは想像よりもたくさんの荷物を飲み込む。観音開きのドアも180度まで開くので便利だ
スクエアなラゲッジスペースは想像よりもたくさんの荷物を飲み込む。観音開きのドアも180度まで開くので便利だ

【画像ギャラリー】ありがとうカングー!ルノー カングー リミテッド ディーゼルMT

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