エクステリアデザインはプロトタイプを踏襲!!
ロングフード、低重心、リアスタンスなど、初代のS30Sをはじめとする歴代Zへのオマージュを込めたシルエットに仕上げている。昨年登場したプロトタイプのスタイリングをほぼ踏襲している。
LEDヘッドライトに入った2つの半円は、新型「Z」のアイデンティティとなっている。また、リアコンビネーションランプは、Z32型を彷彿とさせるデザインを元に、3DシグネチャーLEDテールランプを採用した。なお、「Performance」グレードには、リアのリフトを抑制するリアスポイラーを採用している。
ボディカラーは、モノトーン3色、新色のセイランブルー、イカズチイエローを含む2トーン6色。いずれもスーパーブラックルーフとの組み合わせだ。
センターコンソールのインパネ最上段には、3連メーター(ブースト計、ターボスピード計、電圧計)は、ドライバーがレイアウトされている。レイアウトには、日産のレーシングドライバーである松田次生選手等からもアドバイスを受けたそうだ。
一新した12.3インチ・フルデジタルメーターディスプレイは、エンジン回転計の針が真上を指すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅、ドライバーにシフトアップを促すアクションが表示される。ドライバーの好みに合わせて変更できる3つの表示モードから選択できる。
シートには、シートバックにスエードを多用し、身体の左右方向へのブレを抑え、コーナリング時の身体の動き抑制と、ヘッドトスの少ない快適なドライブを実現する。これには、GT-Rの開発で培ったノウハウが活かされているようだ。
新型Zは、2022年春に発売開始!!
従来型フェアレディZ(Z34型)の登場は2008年12月、すでに13年目に突入している古いクルマだ。長年のライバル、トヨタ・スープラが一足先にモデルチェンジをする姿を、指をくわえて見ていたZファンも多かったことだろう。
だが、フェアレディZのような非日常を味わえる「スペシャリティカー」の魅力は、他社車に勝つことだけではない。Zにひと言物申すならば、「ライバルは過去のZたち、それらよりもドライビングが楽しいZを目指せ!」と言いたい。新型Zの登場が、日産の復活の狼煙となるよう、応援していこうではないか!!
新型Zの北米市場での開始は2022年春の予定。また、日本仕様である「フェアレディZ」は、今冬の発表を予定している。
コメント
コメントの使い方