■ホンダ クラリティPHEV 2018年7月20日発売
2016年3月に燃料電池車として発売された「クラリティ」のプラグインハイブリッドモデル。搭載されているメカニズムも走行性能も、多くの自動車ジャーナリストが「ホンダ史上最高」と絶賛するも、ミドルクラスセダンでありながら588万円という価格がネックとなっているのか、あるいはプラグインハイブリッドという仕組みの認知度が低いからか、ほとんど話題になっていない。日本カー・オブ・ザ・イヤーイノベーション賞受賞。
■ホンダ CR-V 2018年8月31日発売
1995年に登場した初代は元祖都市型SUV。2016年にはいったん日本市場から撤退したが、世界的なSUVブームを背景に捲土重来を期して日本市場で5代目が発売開始。ガソリン車は8月31日、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」搭載仕様は11月1日に発売された。車格的にライバルとなるハリアーやエクストレイルと比べるとやや割高な価格設定だが、ホンダセンシングや車内の快適性を考慮に入れるとほぼ同格。なおガソリン車には2列シート5人乗りのほかに3列シート7人乗り仕様も用意される。
■レクサスES 2018年10月24日発売
初代デビューは1989年。北米市場でデビュー。2代目は日本市場で「ウィンダム」という車名で発売し人気を博す。以来長く日本市場で「ES」の名前では販売されてこなかったが、現行型の7代目から日本市場に初投入された。日本仕様は2.5Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド仕様「E300h」が用意され、量産車として世界初となるデジタルアウターミラーが採用された。
レクサスブランドのミドルクラスセダンとしては初めてのFFサルーンであり、手頃な価格帯であることもあって、売れそうなモデル。特にデジタルアウターミラーはこのESで成功すれば、今後多くの量産車に展開してゆくことになりそう。
■レクサス UX 2018年11月27日発売
レクサスの新車2連発の2車種め。トヨタブランドのコンパクトSUV「C-HR」のレクサス版で、直噴2Lガソリン仕様の「UX200」と、2L+モーターの「UX250h」が用意される。レクサスブランド最小のSUV。
開発陣いわく「コンパクトなボディではあるが、高級ブランドであるレクサスにふさわしい走行性能をもたせるため、特殊な溶接方法をもちいたり、ボディ剛性強化のためにコストが高い骨格構造を採用している」とのことで、「ベースはC-HR」と言うと嫌な顔をされる。実際、続けて乗るとC-HRとは乗り心地もパワー感もまったく別。なるほど価格帯で約130万円高いだけのことはあるなと実感する(もちろんC-HRもいいクルマなのでお好みでどうぞ)。
■光岡 ロックスター 2018年12月1日発売
光岡自動車創業五十周年を記念して開発された200台限定車。マツダの現行ロードスターをベースに製作されたパイクカーで、価格は469万8000円〜518万4000円。顧客向けに先行予約50台が用意されたが、そのぶんはすでに完売。残り150台は12月1日より予約を受け付けている(納車は2019年6月頃からの予定)。ご覧のとおり、コルベットC2(スティングレー)をデザインモチーフとしており、ボディカラーも「ロサンゼルス・ブルー」、「シカゴ・レッド」、「アリゾナ・イエロー」などカラフルな6色が用意される。正直いっていま一番乗ってみたいモデル。
■ホンダ インサイト 2018年12月14日発売
初代は1999年に登場して2006年に生産終了、2代目は2009年に復活して2014年に再び生産終了、そんないわく付きの「インサイト」が、3代目となって登場。今度は1.5Lエンジン+モーターの「SPORT HYBRID i-MMD」を採用する、ハイブリッド専用ミドルクラスセダンとなった。
ボディサイズは全長4675×全幅1820×全高1410mmで、プリウスよりは大きくカムリよりは小さいサイズ。JC08モード燃費は34.2km/Lとプリウスよりは劣るものの、カムリ以上の燃費値をマークしている。月販目標台数1200台とやや弱気なのが気になるポイント。いいクルマなのだが、最近のこの手のホンダ車は価格設定が強気すぎる気が…(というか「あまり売れると思っていない」という点で弱気なのかもしれない)。
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