2022年モデルをもって生産を終えると噂されていた日産 GT-R。半導体不足などの理由で受注も停止され、そのままひっそりと姿を消すと思われていたGT-Rだが、東京オートサロンでまさかの2024年モデルが発表された。日産が仕掛けた嬉しいサプライズ、GT-R MY2024はどんなクルマに仕上がった!?
●日産 GT-R MY2024のここがポイント
・国内仕様は新開発マフラーにより、車外騒音規制をクリア
・NISMOはフロントメカニカルLSD装着で、トラクション性能をさらに向上。それに合わせて4WDの前後トルク配分制御を最適化
・フロントマスクを大幅変更。これはダウンフォースをさらに引き上げるため
※本稿は2023年1月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部、日産、撮影/西尾タクト
初出:『ベストカー』2023年2月26日号
■R35で初のリアウイング形状変更!!
GT-Rは終わらない!! これまで、厳しくなった車外騒音規制をクリアできないこともあり、GT-RはMY2022がファイナルモデルになる、などと言われてきた。
だがしかし!! 1月13日、東京オートサロンの会場でGT-Rの2024年モデルがベールを脱いだ。基準モデルに加え、NISMOも健在で、開発を担当した川口隆志車両開発主管は、「史上最強のトラクション性能」を大きくアピール。
GT-Rの進化はまだまだ伸び代があり、ユーザーがそれを望む限り、その手を止めることはできないと、開発への思いを語った。
標準モデルもNISMOもフロントマスクが大きく変わったが、これはダウンフォースをより大きく引き出すため。これに合わせて車体後部も空力的な見直しを実施。標準モデルでは2007年のデビュー以来初となるリアウイング形状変更を実施した。
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