トヨタ気配りしすぎ! 展示車だけじゃわからない新型アルファード/ヴェルファイアのおもてなしポイントがココ!

■履き替え用のスリッパも入れられる

センターコンソール背面の収納スペース。なんと靴が入る!
センターコンソール背面の収納スペース。なんと靴が入る!

 収納の話題が出たので、2列目シートの意外な収納スペースについても紹介したい。

 まずは左右両席の足元。前席下のほとんど床面の高さにスライドトレイ式の収納がある。仮にオーナーになっても気付かず見落としてしまいそうな収納だ。

 このスライドトレイ、容量はそれほどでもないのだが、洗車用のウェスなどを入れておくには十分。しかしそれ以上に威力を発揮するのは、折り畳み傘を格納しておくことだろう。

 突然降り出した雨。普通ならリアのラゲッジルームをガサゴソやって、傘はないかと取り乱す場面だが、それは優雅じゃない。慌てることなく足元からぱっと傘を出す。これこそ高級車に乗る意味なのだ。ロールスロイスがドア内部に傘を仕込んであるのと同じである。

 いっぽう両席の真ん中、センターコンソールの背後には2階建てで収納スペースがある。上側は小物入れ+100Vコンセント+HDMI端子なのだが注目は下側。なんと27cmくらいまでの靴が入るというのだ。

 アル/ヴェルほどのゴージャスな室内になると、飛行機のビジネスやファーストクラス同様、靴を脱いでスリッパに履き替えたいという需要はそれなりにあるだろう。ビジネスシューズを履いている人が出先でスニーカーに履き替えたいなんてニーズもあると思う。

 そんなときのために、アル/ヴェルには「下駄箱」があるのだ。歴代モデルの用途を徹底分析した成果といえる。

 最後にエグゼクティブラウンジのシートについて。スマホのような脱着式の操作端末に回転格納式テーブル、マッサージ機能まで備えた極楽空間だが、ひじ置きの下をみるとここにも小さな収納スペースがある。

 この収納スペース、聞けば前述の脱着式の操作端末(正確にはリヤマルチオペレーションパネル)を置く場所なのだそうだ。でもそいつはおかしい。操作端末はひじ置きの先にちゃんと格納場所が用意されているからだ。

 しかし答えを聞いて納得した。端末を操作してシートをリクライニングさせると、ひじ置きの先まで手が届かない。そんなとき端末が邪魔にならないよう、ここに置き場を作ったというのだ。もうどこまで心配するのよトヨタさん!  さて、新型アルファード/ヴェルファイアにどれほど気配りが盛り込まれているか、お分かりいただけただろうか。オーナーになったら、ぜひともこの心づかいを堪能してほしい。

【画像ギャラリー】日本人の繊細さを実感させるアル/ヴェルの収納スペースあれこれ!(11枚)画像ギャラリー

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