■シビックのどの部分を交換してM55コンセプトになったのか?
写真を見てちょっとチョロQのような寸詰まり感があるのかなと想像していたが、実際に見るとそんなことはなく、自然で素直にカッコよかった。
ダッジチャレンジャーはトランクが長い2ドアクーペボディだが、M55コンセプトはファストバックの4ドアクーペとボディ形状そのものが違う。
シビックからAピラーから前のボンネット、フロントグリル、ヘッドライト、フェンダー、リアフェンダー、リアバンパーやテールランプ回りなどをFRP製パーツに交換している。
細かいところではLEDのヘッドランプやリアテールランプの丸い部分は汎用品で、そのほかはワンオフ。
特にダックテールのリアスポイラーやルーバーは1970年代のスペシャルティカーにとっては必須といえるもので、当時を知るおじさん世代にとっては涙がちょちょ切れるほど懐かしいアイテムだ。ちなみにルーバーは、後方視界OKだそうだ。
足元には前後235/40R18サイズのミシュランパイロットプライマシー4が装着されており、ホワイトレターはもちろん1970年代を意識したものだ。
インテリアはシビックから大きくは変わっていないが、シートはパープルとグレーのハトメ加工の入ったレザー製で1970年代の雰囲気充分。
1970年代のアメ車はもちろん、日本車もクラシックカーブームでもはや手が出せないレベルにまで来ている。そこへ、ベース車が日本車という安心、かつこのカッコよさ。まさにBINGO!
デザインスケッチから完成まで1年ほどかかったという。ボディ外板と外板のチリも合っていて隙間も小さくよくできているなあというのが正直な感想。
■いつ発売するのか?
プレスリリースには「商品化の予定はない」と書いてあったので、改めて光岡自動車に直撃!「みなさまからの反響が大きければ市販化を考えています。現時点では未定です」とつれない返事。これだけのクルマを我々の前に見せておきながら、発売しないのはどうも納得いかない……。
その後、話を聞いていくなかで、シビックの供給体制に課題があるようで、市販化は間違いないところだが、販売にこぎつけるまで時間がかかりそう、ということがわかった。「発売は2024年中、2025年?」と食い下がって聞いてみたがほんとのところよくわからないらしい。
ロックスター、バディ、そしてM55と立て続けにボクらをワクワクさせてくれるクルマをリリースする光岡自動車。なるべく早くM55を発売してくれるのを待ってます!
ミツオカM55は、2023年11月24~12月16日までミツオカ麻布ショールーム、2024年1月12~1月28日までミツオカ富山ショールームにて特別展示しているので、この目で見たい方はぜひ!
【画像ギャラリー】ズームして見て! ミツオカM55はケンメリかチャレンジャーがモチーフか? 写真でチェック!(14枚)画像ギャラリー
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