■新型フィットの発売延期でホンダ販売店は頭を抱える
新型フィットの発売が当初の11月下旬から2020年2月に3カ月も先送りになったことで、販売店は頭を抱えています。
当初は10月中旬あたりに価格を決めて、先行予約をスタートさせる予定でした。このため従来モデルを早々と売りつくす方針で進めていました。
したがって従来モデルは10月中にも売り切りそうで、今年11月~2020年1月には売る在庫がほとんどなく、この間フィットの販売は大幅に落ち込む趨勢となっています。
10月下旬時点の見通しでは新型は12月下旬に価格を決め、先行予約を始めると思われます。
■マイチェン&追加設定したホンダ フリードが絶好調の滑り出し
10月4日にマイナーチェンジし、SUVテイストのクロスターを設定した改良型フリードの売れゆきが好調な立ち上がりを見せています。
フル生産状況にあり、ガソリン&ハイブリッドの納期が12月中旬、クロスターが来年2月上旬と2~4カ月の納車待ちとなっています。クロスターは当初メーカーへの見込み発注を抑えていたディーラーがあり、これも納期が長引く要因となっています。
販売構成比は3列シート車が約70%を占めています。
■スバル 次期型レヴォーグの新開発1.8Lターボに注目!
2020年7月の発売が予定されている次期型レヴォーグには新開発の水平対向1.8Lターボエンジンが搭載されます。
この1.8Lターボは、従来の1.6L&2Lターボの態勢から2Lターボを外し、その代わりに位置づけられるパワーユニットとなる見込みです。
これまでの2Lターボではレヴォーグのサイズではオーバースペックとなっている点を、よりバランスのよさを重視して開発したのが1.8Lターボのようです。
ただし、この1.8Lという排気量は、トヨタと日産では一部車種に残していますが、他社には設定がないのが現状であり、今後どのような処遇になるか注目されます。
■次期型マツダ2はパワーユニットに注目
マツダが2020年9月にもフルモデルチェンジする方向で開発を進めている次期型マツダ2は、搭載するパワーユニットが注目されます。
ベーシックエンジンの1.5Lは直噴で初の3気筒となりそうなのです。その「SKYACTIV-X」バージョンも同じく3気筒で開発中だといいます。
この1.5L 3気筒エンジンは、マツダ3に搭載される2L4気筒のシリンダーブロックを流用したもので、そのためコストダウンを図れるというメリットがあります。これによって同クラス最高の低燃費を実現する方針だといいます。
このほか、パワーユニットはエクステンダー方式のロータリーエンジンの開発も進めています。ロータリーエンジンを動力ではなく、発電用として使うパワーユニットです。ロータリーエンジンはコンパクトなため、スペース効率の面でメリットとなります。
ただし、ロータリーの採用はフルモデルチェンジ時ではなく、次期型がマイナーチェンジする時に追加される可能性もあります。
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