【フィット キックス MX-30 レヴォーグ…】 トヨタに負けてられるか!! 2020年国内メーカー注目の新型車 5選

■マツダ MX-30(2020年9月登場予定)

●どんなクルマか?

 全長4395mm、全幅1795mm、全高1570mmでホイールベースは2655mm。ボディサイズはかぎりなくCX-30に近い。プラットフォームを共用して開発されたクーペSUV。CX-30と違うのは後席ドアが観音開きになっているという点。全高はMX-30のほうが30mm高い。

内燃機関にこだわっているかと思ったマツダが、あれれ!? とビックリするほど早いタイミングでピュアEVを市販化するという。これは注目だ。

 パワートレーンは最高出力143ps、最大トルク27.0kgmを発揮するモーター。バッテリーは比較的小容量35.5kWhのリチウムイオンとしている。

●期待のポイントは?

「マツダは電動化車両においても走る楽しさ、走る喜びを大切にします」とアピールするように、MX-30はEVらしからぬ、内燃機関車のようなドライブフィールを実現しているという。その走りっぷりに期待だ。

後席へのアクセスは観音開きドアを採用

●不安要素があるとしたら?

 35.5kWhのバッテリー容量で航続距離がどの程度となるのか!? 実用航続距離が200kmを切るようだと実用面での心配が生じる。

丸形ルーターを配置したインパネはオーソドックスなデザイン。サイドへの広がりを感じさせる造形。欧州ではすでに予約受付開始
丸形ルーターを配置したインパネはオーソドックスなデザイン。サイドへの広がりを感じさせる造形。欧州ではすでに予約受付開始

●鈴木直也よりひと言

 ホンダeと同じ35.5kWhバッテリーだが、MX-30はセカンドカーではなくファーストカーの位置づけ。現実的には今後登場が予測されるロータリーエンジンを使ったレンジエクステンダーモデルやPHEVでこそ真価が発揮されるモデルではなかろうか!?

 デザイン的にもちょっと疑問。観音開きドアを採用する意味があったのか!? RX-8のようなクーペ寄りのクルマなら意味があるが、MX-30はSUV。CX-30との差別化をアピールするための観音開きなのか!?

センターパネルに配置されるシフトレバーはオーソドックスな形状で操作系に対するドライバーの慣れは必要なさそうだ
センターパネルに配置されるシフトレバーはオーソドックスな形状で操作系に対するドライバーの慣れは必要なさそうだ

■マツダ MX-30主要諸元(欧州仕様)
・全長×全幅×全高:4395×1795×1570mm
・ホイールベース:2655mm
・車両重量:─
・モーター:交流同期電動機
・最高出力:143ps
・最大トルク:27.0kgm
・サスペンション:ストラット/トーションビーム
・価格:400万円

【画像ギャラリー】フィット&ホンダe キックス MX-30 レヴォーグ…2020年の主役たちを画像ギャラリーで!!!

◎ベストカーwebの『LINE@』がはじまりました!
(タッチ・クリックすると、スマホの方はLINEアプリが開きます)

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!