7代目となる新型アウトバックが2025年4月17日、北米ニューヨークショーで世界初公開となった。ひと目見て驚くのはこれまでのアウトバックとはまったく違うデザインになっている点。新型フォレスターから革新的な個性を主張しはじめたスバルの新潮流第2弾、新型アウトバックを見ていこう。
文:ベストカーWeb編集部、写真:スバルオブアメリカ
先代とはデザインがまったく違う!! これがアウトバック?
ひと目見て一瞬アウトバックなのかわからないほど(おおげさだが)変わった新型。カクカクしたボディに無塗装樹脂パーツが目立つ。
ヘッドライトは、これまでのコの字型から、T字型ポジションランプと3連LEDヘッドランプを組み合わせた切れ長タイプとなり、グリルはこれまでのヘキサゴンから長方形のスクエアなグリルに変更。フロントバンパーはアウトドア色の強い無塗装樹脂。先代に比べだいぶ武骨さが増した印象だ。
ボディサイドに目を移すと、こちらも無塗装樹脂パーツが目立つ。サイドステップやB、Cピラー、Cピラーとテールゲートの両端、リアバンパーとすべて無塗装樹脂バンパーで固めているのが今回のアウトバックの最大の特徴だ。
特に3分割の無塗装樹脂のオーバーフェンダーが個性を際立たせている。フォレスターにも採用されている整流効果のあるエアダムやフェンダーの頂点にはスマホなどのアクセサリーを挿入することもできるアクセサリースポットも採用された(2025年東京オートサロンで発表済み)。
リアテールランプはフロント回りと同様、先代からのコの字型テールランプから脱却。中央部分はスバルのロゴで断ち切られているものの、一文字テールだ。テールゲート中央にはOUTBACKのレタリングバッジ(フォレスターと同じ)だけでなく、無塗装樹脂バンパーにもSUBARUのエンボス加工が施されているのが新しい。
一方、インテリアは驚きのひと言。フォレスターのようなセンターコンソール中央部分から縦型のディスプレイではなく、ダッシュボードのエアコン吹き出し口の上にワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoに対応した12.1インチのディスプレイオーディオが設置されているのだ。ディスプレイはタッチ式だが、エアコンやオーディオは物理スイッチというのが嬉しい。そして12.3インチフルデジタルメータークラスターというのもポイントだ。
本革シートやメッキ加飾が採用されており、上質かつクオリティの高さが感じられる仕上がり。ルーフやヘッドライナーなどに遮音材や振動を抑える対策が施されているのは新型フォレスターと同様。ラゲッジルームは5人乗りの通常状態で約56L拡大された980Lを確保された点も嬉しいポイント。
パワートレーンは、先代モデルと同様、2.4Lターボ(260ps/300Nm)と2.5L、水平対向4気筒NA(185hp/241Nm)の2種類。トランスミッションは8速マニュアルモード付きリニアトロニックCVT、駆動方式は全車シンメトリカルAWD。いまのところ、ストロングハイブリッドはないようだ。改良されたX-MODEはステアリングスイッチから切り替えられるようになった。
またWRXのデュアルピニオン式電動パワーステアリングをベースに改良され、よりダイレクトで自然なステアリングフィールと優れたレスポンスを実現。ステアリングの可変ギア比は、低速域でのハンドリング性能を向上させると同時に、高速域でも優れた安定性を維持するよう調整されているという。
コメント
コメントの使い方スバルも日本国内を捨てにきたね。そろそろレヴォーグもレガシーの二の舞になりそうな大きさになってきた。インプレッサも巨大化が止まらない。まあ、日本国内で売る気がないから良いのかな?。はいはいグローバルグローバル。
一枚目の写真、新型フォレスターになっとる