【日本導入熱望!!】ダイハツの個性派東南アジア専売車が面白い!!!

アイラ(インドネシア)&アジア(マレーシア)

上下に分割されたヘッドランプユニットとグリルをつなぐライン、複雑なバンパー&サイドステップのデザインなど非常に塊感があるアイラ

 2013年9月登場のアイラと2014年9月登場のアジアは日本のパッソ&ブーンとの関係も感じる、両国の国民車を目指したエントリー級となるコンパクトカーである。

 ボディサイズは全長3640×全幅1600×全高1520mmとなる。

マレーシアで販売されるアジアは、アイラとコンポーネントを共用。リアビューはオーソドックスながら、リアバンパーのデザインにこだわりを感じる

 パワートレーンは1L、直列3気筒ガソリンと4速ATか5速MTが基本となるが、インドネシアで販売されるアイラには1.2L、直列4気筒ガソリンもある。

 またマレーシアで販売されるアジアには若干最低地上高を上げ、フェンダーに樹脂パーツを加えクロスオーバー的にしたスタイルも設定するなど、両国のニーズに合わせた対応も入念に行われている。

V字デザインのダッシュボード+大型の盾形センターコンソールが個性的なアイラ/アジアのインテリア。日本車にはないデザインが新鮮

シグラ(インドネシア専売)

ダイハツはかつてコンパクトなボディに3列シートを備えたブーンルミナスを販売していたが、そのインドネシア版。フロントマスクが凛々しい

 シグラはインドネシア専売となる、全長4070×全幅1655×全高1600mmというボディサイズながら3列目シートを持つコンパクトミニバンだ。

 クルマ自体の成り立ちはアイラ&アジアと同じプラットホームを改良し使うFF車で、エンジンは5速MTのみとなる1L、直列3気筒ガソリンと、4速ATと5速MTが設定される1.2L、直列4気筒ガソリンの2つとなる。

 3列目は日常的に使うには狭いものながらイザという時には使え、普段はシートを収納すれば広いラゲッジスペースとなる便利そうなクルマなので、トヨタ向けも用意し日本対応したうえで安価であれば日本でも案外売れるかもしれない。

4070mmのショートボディながら3列目シートを備えるシグラ。3列目シートの快適性は低いかもしれないが、エマージェンシー用以上の広さを誇る

ベザ(マレーシア専用)

日本ではコンパクトセダンの人気が低迷しているなか、東南アジアではいまだにセダンの需要は高い。そのニーズに合わせて投入されたのがベザだ

 ベザはマレーシア専用となる、全長4170×全幅1620×全高1525mmというボディサイズを持つコンパクトセダンだ。

 プラットホームはアジア&アイラと共通で、日本人からするとパッソ&ブーンのセダン版に近いという捉え方もできるかもしれない。

かつてトヨタが販売していたベルタを彷彿とさせるコンパクトセダンのベザ。セダンは奇をてらうよりもオーソドックスなのが好まれる

 パワートレーンは5速MTと4速ATがある1L、直列3気筒ガソリン、4速ATのみとなる1.3L、直列4気筒ガソリンの2つで、後者の上級グレードにはアイドリングストップも付く。

 またベザはマレーシアのプロドゥアが初めてスタイリングとアッパーボデーの開発を担当したことや、ボディサイズを考えれば巨大な500Lというラゲッジスペースを持つ点も大きな特徴となっている。

エクステリア同様にインテリアもオーソドックスで破綻がない。ただし、メーター類の色遣いなどは日本との違いを痛感する

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