2025年の大阪・関西万博で注目を集めそうなのが、「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」とコラボレーションした特別なダイハツの電動カート「e-SNEAKER(イー・スニーカー)」である。ガンダムとクルマという異色のコラボが実現したというから、クルマ好きもガンダム好きも注目だ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ
万博×ガンダム×ダイハツの挑戦
2025年4月に開幕した大阪・関西万博。その見どころのひとつが、世界中のファンを虜にしている、株式会社バンダイナムコホールディングスが手掛ける「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」だ。
そして今回、ダイハツ工業がこのガンダムパビリオンとコラボレーションし、同パビリオンに登場する「RX-78F00/E ガンダム(EX-001 グラスフェザー装備)」、ハロの「イークス」「ポー」をイメージした「e-SNEAKER」を、7月中旬から万博会場の西ゲート側モビリティ・ステーションで特別展示すると発表された。
e-SNEAKERは、ダイハツが掲げる「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」を体現する小型EVモビリティである。名前のとおり、“スニーカーのように軽やかに、自由に移動できる”をコンセプトにしており、誰でも扱いやすく、未来の街中モビリティのヒントになる存在だ。
今回の展示では、未来の都市交通における新しいモビリティ像を示すだけでなく、ガンダムの世界観を掛け合わせることで、子どもから大人まで幅広い世代にクルマの楽しさを伝えてくれる。
もしこの展示車に乗れるなら、「こいつ、動くぞ!」なんて思わず言ってみたくなることだろう。
ダイハツの本気度が伝わる「e-SNEAKER」のポイント
注目したいのは、このe-SNEAKERがコンセプトカー展示にとどまらず、実際に万博会場で体感することができる点だ。
ダイハツは150台のe-SNEAKERを、長距離歩行が困難な来場者や、場内周遊を快適に楽しみたい来場者のサポートのために提供している。今回の展示車とは異なる万博仕様のカラーリングをまとったe-SNEAKERを利用することができるのだ。“ただ見るだけ”ではなく、未来社会に貢献するモビリティを“自分ごと化”して体験ができるのは大きい。
さらに、ダイハツといえば軽自動車やコンパクトカーで磨いてきた“コンパクトだけど快適”というDNAがある。e-SNEAKERはその強みをしっかりと引き継ぎつつ、使いやすい収納アイテムや安全機能(障害物検知機能/接触停止機能)も抜かりなく装備しているのだ。
ガンダムファンとクルマファンをつなぐ相乗効果
今回のコラボは、ガンダムという強力コンテンツの力を借りて、これまでクルマに関心が薄かった若年層や海外ファンにまでダイハツの技術やブランドを知ってもらえるチャンスである。
加えて、万博のリアルな体験をSNSでシェアする人が増えれば、e-SNEAKERの存在は自然と世界中に広まっていくだろう。これにより、市場におけるダイハツの存在感アップはもちろん、将来的なニーズ開拓にもつながるはずだ。
クルマ好きとしては、こうした小型モビリティを「自分には縁がない」と思いがちだが、将来的に街中の短距離移動やシェアリングサービスに組み込まれる可能性は充分ある。今回の展示を通じて、あなたの生活がどう変わるか、ぜひ想像しながら楽しんでほしい。




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