【グランエース、ベンツ…】ちょっとレアな現行で買えるミニバン5選

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン 「ゴルフのプラットフォームを使った走りの良いドイツ製ミニバン」

ゴルフトゥーラン
ゴルフトゥーラン

 ゴルフトゥーランは、全長4,535mm全幅1,830mm全高1,640~1,670mmと、セレナやノア、ステップワゴンといった国産ミニバンと比べると、背が低く、幅が広いミニバンだ。

 後席側のドアは、スライドドアではなくヒンジドアで、乗降性や居住性の部分では多少劣る。

 ただしプラットフォームはゴルフそのものであり、至極安定した走り心地は、国産ミニバンとは比較にならないほどに、高い安心感を得られる。

 価格は最廉価のTSIトレンドラインが税込299.9万円~、TSIコンフォートラインが税込348.5万円~、TDIコンフォートラインが税込421.3万円~、と国産のミニバンと価格が近いのもポイントだ。

ホンダ ジェイド 「ミニバンの居住性とスポーティなハンドリングの両立を目指した、旧世代のミニバン」

 2013年、中国で発売されたジェイドは、日本では2015年に3列シートの6人乗りミニバンとしてデビューした。

 同社の「オデッセイ」が2013年に「エリシオン」の販売終了を受けてコンセプト変更を余儀なくされたが、ジェイドは、そのオデッセイの「低床低重心ミニバン」のコンセプトを受け継いでおり、ミニバンでありながらスライドドアを持たない。

現行型ジェイド
現行型ジェイド

 現行型のボディサイズは、全長4,660mm全幅1,775mm全高1,530mm~1,540mmと、ステーションワゴンに近いスタイルをしている。

 2000年代に一世風靡したホンダのMPV「ストリーム」が狙ったように、快適な居住性と、スポーティな走りの両立を目指したジェイドであるが、そもそもそのコンセプトがオワコンになってしまったのと、実際に乗ってもその良さが伝わりにくいためか、残念ながら発売当初から全く売れていない。

 また、2018年にモデルチェンジされた際、中国仕様ではラインナップされていた、2列シート5人乗り仕様が日本市場でも追加され、同時に値下げもされて再起が図られたが、さして状況は変わらなかった。

 「古き良きホンダのコンセプトを守った珍しいミニバンが欲しい」という稀有な方にはあったミニバンだ。

日産 エルグランド 「AUTECHグレード追加でアル/ヴェルに一矢報いることができるか?」

 1997年に初代が発売された日産のフラグシップミニバン「エルグランド」。

 初代エルグランドは年間4万~5万台を売る人気ミニバンであり、現在大ヒットしている背高ミニバンジャンルのパイオニアでもある。皮肉な話だが、トヨタがアルファードを開発するきっかけとなったことは有名だ。

 しかしながら、現在はアルファード/ヴェルファイアにすっかり人気を奪われており、その存在は埋もれつつある。

アルファード
アルファード

 2019年の販売台数は、アルファードが68,705台、ヴェルファイアが36,649台なのに対し、エルグランドはわずか6729台と、アルファードの10分の1という有様だ。

 現行のE52型は、全長4915 mm全幅1850 mm全高1805 mm~1815 mmといった大柄なボディサイズと、豪華なインテリアなど、一度乗ればその良さは伝わるのだが、2010年登場のため基本設計が古く、インテリアの古さはどうしても隠せない。

エルグランド特別仕様車(2020)ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム 車内
エルグランド特別仕様車(2020)ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム 車内

 「アル/ヴェルは多すぎるので人とは違ったラージミニバンで目立ちたい」という方におススメのクルマだ。

【画像ギャラリー】豪華な大型ミニバン グランエースとアルファードをみる

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