アルファードがマレーシアやシンガポールでも大人気となっているのをご存じだろうか。
このように、今や日本国内のみならず、アジア圏でも大人気のミニバン。商品力はどのクルマも高く、また、多くの国内自動車メーカーを潤してくれているドル箱的なジャンルだ。
「ミニバン」といえば、アルファード/ヴェルファイアやセレナ、ノア/ヴォクシー、シエンタやフリードと、誰もが知る大ヒットモデルがひしめきあっている。
しかし、すべてのミニバンが売れているわけではない。クルマ好きをくすぐる、現行で買えるレアなミニバンを5台ご紹介しよう。
文:吉川賢一、写真:トヨタ、VW、ベンツ、ホンダ、日産、ベストカー編集部
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トヨタ グランエース 「遂に日本市場に登場した最大8人乗りの大型母艦」
東京モーターショー2019で初披露され話題となった、トヨタのグランエース。ハイエースをベースとしており、全長5,300mm全幅1,970mm全高1,990mmという超巨大なボディと、高級感あふれる内外装が特徴だ。
4列シート8人乗りのGグレードと、3列シート6人乗りのPremiumグレードの2グレード構成で、売れ筋と思われるPremiumグレードでは、後席すべてでエグゼクティブパワーシートが採用されるなど、究極のおもてなしクルマを実現している。
Premiumグレードの車両本体価格は、650万円となかなかの高額。また、他のミニバンのように、3列目を格納できないため、3列目を格納して荷室を大きくとる、という使い方はできず、使い勝手には多少問題があるものの、そんなことは気にする必要がないほどに、広大な室内を誇る。
グランエースの目標販売台数はわずか月50台。まさに、レアなミニバンだ。
ベンツ Vクラス 「ドイツの警察車両にも使われている、恐ろしく頑丈なミニバン」
こちらも東京モーターショー2019でマイナーチェンジモデルが発表され、話題となったクルマだ。
メルセデスベンツブランド唯一の3列シート7人乗りのミニバンである。ボディサイズは、全長4,905~5,380 mm全幅1,930 mm全高1,880 mm、欧州では商用車タイプが警察車両としても使われている。
Vクラスの後席は、2列目シートが独立シート、3列目はベンチシートとなっているが、上級グレードには2列目に、オットマンやリラクゼーション機能を備える「エクスクルーシブシート」がオプションで用意されており、快適性にこだわって作られている。
また、2列目3列目のシートアレンジが多彩で、スライドやシートバックの前倒しの他、反転や脱着も可能。2列目は、折りたたんでテーブルとしても使用できるなど、使い勝手にもこだわっているクルマだ。
価格は最も安いV220d AVANTGARDEでも税込740万円、V260 AVANTGARDEロングは税込950万円と、驚きの価格だが、強固な箱に守られた様な乗り味は、何物にも代えがたい「安心感」を得られるはずだ。
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