【N-BOX、タント、スペーシア】案外知られていない 超ハイトワゴンを運転する時の注意点

ハンドルやブレーキはじわっと操作

 軽スーパーハイトワゴンに限ったことではないですが、「急ブレーキ」「急ハンドル」「急加速」など、「急」がつく運転操作を公道でしたところで、何ひとついいことはありません。

 一瞬の満足のために、アクセルペダルを急に踏んでも、周りからは冷ややかな目で見られるだけですし、事故を誘発するだけです。

 特に、背が高い軽スーパーハイトワゴンは、急な操作に対する「ボディモーション」が大きくなりがちです。ロールやピッチングが大きくなると、車速が出ている場合、制御不能に陥り、スピンしたり、最悪は横転もあり得ます。

 昨今のクルマには、車両挙動が不安定にならないよう、VDC(※2)といった制御がついてはいますが、それでもカバーが出来ないこともあることは、覚えておかなければなりません。

※2 横滑り防止装置のことを示す。ただし各自動車メーカーごとで呼び名が異なる。

風が強いときは進路の乱れに要注意

 どんなクルマでも、強風によって、左右に進路が乱されることがありますが、特に、軽スーパーハイトワゴンは、横からの風を受ける面積が大きいため、進路の乱れが大きくなりがちです。

車線逸脱しそうになったときにハンドル操作をアシストしてくれる。(タント 車線逸脱警報機能イメージ画像)
車線逸脱しそうになったときにハンドル操作をアシストしてくれる。(タント 車線逸脱警報機能イメージ画像)

 さらに、軽スーパーハイトワゴンのタイヤはグリップ力が低い場合が多く、車体も軽いため、進路の乱れは、余計に大きくなってしまいます。

 横風にあおられても、急にハンドルを切ったり、ブレーキを踏んだりせずに、進路に沿ってハンドルをしっかりと握って、スピードを落としてください。

 クルマは、ハンドル操作をしなければ、多少左右に進路が乱されても、それなりに真っすぐ走るよう、横風安定性が設計されています。

 しかし、余計なハンドル操作が入ると、クルマは逆に、安定しにくくなってしまうのです。

まとめ

 今回あげた項目は、一般的な乗用車でも起こりうることですが、軽スーパーハイトワゴンのほうがより起こりやすく、苦手とするところです。

 クルマの特性を理解して運転すると、より愛着もわいてくると思います。日本特有の文化ともいえる軽スーパーハイトワゴンをぜひ楽しんでいただきたいです。

【画像ギャラリー】幅広い世代に人気の軽スーパーハイトワゴンを見る

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