こだわりのエクステリアにこだわりの内装。クルマ選びをする時には、機能性に加えてデザインも重要なポイントだ。統一感のあるデザインは、所有する歓びを加速させる。様々なクルマのデザインはあるが、ダイヤモンドに囲まれたクルマなどそうあるまい。走る宝石? とも言えそうな、トヨタC-HRを紹介していこう。
文:佐々木 亘/画像:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】時代を先取りしたデザインがかっこよすぎるぜ!!(13枚)画像ギャラリー質感の高さと独自性がC-HRの存在価値
2016年、今までにないコンパクトクロスオーバーSUVが誕生した。先駆的かつピュアなデザインに挑戦し、広さを求めるクルマのデザインに待ったをかけたアイツだ。後席の広さはあえて追求せず、キャビンを絞り込むという独自のデザインを生み出した。
メリハリの効いたデザインは、スピード感あふれるサイドビューから、彫刻的な面造形、そしてダイヤモンドをモチーフにし強く絞り込んだボディと、外側に大きく張り出したホイールフレアに至る。昨今増えているクーペライクなSUVの始まりは、C-HRと言っても過言ではないだろう。
ボディ造形を崩さないようにボディと一体化させたリアドアハンドルも特徴的で、造り込みの深さと質感の高さが際立つ1台。発売から10年弱が経過するが、今でもそのデザインに古さを感じることはない。
走りの良いトヨタの世界戦略車にはダイヤモンドがいっぱい
ボディを上から見ると、しっかりとダイヤモンドシェイプに絞り込まれているが、C-HRのダイヤモンドへのこだわりはこんなもんじゃない。ドライバーを迎え入れるような空間に仕上げられた内装には、各所へ巧妙にダイヤモンドが散りばめられているのだ。
まずはドアトリムオーナメント。ひじ掛けを挟んで上下にダイヤモンド形状を細かく入れた。ドアインナーハンドル部分もダイヤモンド形状だ。そしてクルマに乗り込み天井へ目をやると、ここにもダイヤモンド。アシストグリップ周辺もダイヤモンド型にくぼんでいる。
さらにステリングスイッチやインパネにあるエアコンスイッチ類のボタン形状もダイヤモンド。左右のエアコン吹き出し口も菱形になっている。
また、合皮とファブリックのコンビシートにも菱形のキルトが入り、ダイヤモンドだらけの車内になっているのだ。ここまでくるとうるさいようにも感じられそうだが、質よくデザインされたC-HRのインテリアには、ダイヤモンドがしっくりとくる。
スイッチ類のダイヤモンド形状は、使用頻度の高いスイッチの区分けになっており、識別性を高め、視線移動を少なくして運転に集中できる工夫を備えた実用的なモノだ。ただのデザインで終わらないところが、C-HRの仕上がりの良さでもある。
中古車は100万円台から! 安全装備も充実で狙いやすいぞ
C-HRに搭載されているエンジンは、1.2Lターボと1.8Lのハイブリッド。どちらも良いエンジンだが、静粛性や運動性能を考えるとハイブリッドの方が断然おススメ。ボディサイズは全幅こそ少し広いが、その他はコンパクトなサイズで全長4360×全幅1795×全高1550mmだ。
当時のこの車格としては珍しいトヨタセーフティセンスを全車に標準装備。レーダークルーズコントロールは、全車速追従式と機能が高い。コンパクトSUVとはいえ、当時としては超一流の装備をまとっており、最新の新車と比べても見劣りは少ないだろう。
そんな必要十分以上のC-HRは、中古車でもハイブリッドモデルが多く、価格は100万円台前半から用意されている。在庫のボリュームゾーンも170万円~250万円の範囲で、在庫数が多いのも中古車選びには嬉しい限りだ。
中古車としては今が買いのC-HR。こだわりの詰まったコンパクトSUVは、こだわりの強いあなたのことも、きっと納得させるはず。
















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