35℃超えの猛暑日に青空駐車で車内温度50℃超! サンシェードでは防げない!! 実証データでわかった効果的断熱5つの習慣

 走行させることで、車内の熱気をすばやく追い出し、熱気を追い出したら内気循環にしてエアコンを効率的に効かせる、というのがもっとも効率的にクルマを冷やす方法です。開ける窓は、熱気が逃げやすいよう、対角線(運転席と助手席側後席、助手席と運転席側後席)の窓を開けると、より効果的だと思います。

 この方法は、短時間で温度を大きく低下させることができるので、燃費にもよい。エアコンは、取り込む空気の温度が低いほうが、より冷たい空気をつくりだすことができるからです。

 ちなみに、これまたJAFの試験によると、車体に水をかけたり、冷却スプレーを使う、といった巷のウワサを検証した結果、いずれも車内温度を大きく下げる効果は期待できなかったそうです。

まとめ:日常的な習慣化が鍵

 炎天下の車内温度上昇は、数分で危険域に達します。JAFやベストカーの実証データが示すように、サンシェードや断熱フィルム単体では限界があり、日陰駐車・窓換気・複数アイテムの組み合わせが最も効果的です。推奨対策は以下の通りです。

・駐車時は日陰・屋根下を選択
・サンシェード(全窓タイプが最も有効)
・透明断熱フィルム
・乗車前の換気ポンピング法
・窓開けエアコン外気導入→内気循環の切り替え

 これらを習慣化することで、真夏でも快適かつ安全なカーライフを送ることができます。

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