ロールス・ロイスが、ブランドの頂点に立つモデル「ファントム」の100周年を記念し、音楽界との関係を紹介しました。ジャズからロック、ヒップホップまで、時代を象徴するアーティストが愛した特別な存在としてのファントムの歴史が語られています。
文:ベストカーWeb/画像:PRTimes
ビートルズ、ブラックパンサー、ヒッピー、サマー・オブ・ラブ、そしてロールス・ロイス
ロールス・ロイスは2025年、ブランドを象徴するモデル「ファントム」が誕生100周年を迎えることを記念し、その歴史を振り返りました。ファントムは、1930年代のハリウッド黄金期から現代のヒップホップまで、数々の音楽界のスターや著名人に愛されてきました。
マレーネ・ディートリヒがハリウッドで受け取ったファントムI、エルヴィス・プレスリーが購入したビスポーク仕様のファントムV、そしてジョン・レノンが所有したサマー・オブ・ラブを体現するかのようなイエローのファントムV……。
いずれも時代の象徴として記憶されています。とくにレノンのファントムは音楽とカルチャーとクルマが融合した存在と言えるでしょう。
水没したファントムがロックの神話、マイ・ジェネレーション
また、エルトン・ジョンは複数台のファントムを所有し、華やかなステージパフォーマンスと共にその存在感を強めました。
もちろん、伝説的なロックバント「ザ・フー」のドラマーだったキース・ムーンが、ロールス・ロイスをプールに沈めてしまった「神話」についても言及されています。しかもなんと、ロールス・ロイスはその神話を見事再現!
イングランド南西部プリマスにあるプール「ティンサイド・リド(Tinside Lido)」にファントム・エクステンデッドのボディシェルを沈めて、ファントムの100周年とロックの神話を讃えました。
なお、もちろんこのボディシェルは照って徹底的に法規を守ったもの。施設や利用者に影響がでないよう最大限の配慮がなされています。
ハリウッドからロック、そしてヒップホップへ
ロールス・ロイスは、ロックやポップスだけでなく、2000年代以降はヒップホップのアーティストたちもファントムが取り入れられ、歌詞やミュージックビデオに登場させることで、新しい世代にファントムの象徴性を広めているとのこと。
スヌープ・ドッグやファレル・ウィリアムスのDrop It Like It’s Hotでの出演はもちろん、50セント、リル・ウェインをはじめさまざまなアーティストに、さまざまな場面で使用されてきました。
ロールス・ロイスは、ファントムが単なる移動手段ではなく、オーナーのアイデンティティや成功、個性を表現するキャンバスとして機能してきたと改めて主張しています。今回の発表は、音楽とクルマが深いつながりをもって文化を作り上げてきたことを強く痛感させるものだと言えます。



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