トヨタのクルマを新車で買うと、ほとんどのクルマについてくるのがT-Connectというサービス。基本料金は新車登録時から5年間無料で、6年目以降も毎月330円というお手軽さ。この利用料金が安すぎると思えるほど、T-Connectのサービスは充実している。知らずに使わないのは超損している、コネクティッドナビの機能について紹介していきたい。
文:佐々木 亘/画像:Adobestock(トップ写真=miya227@Adobestock)
【画像ギャラリー】オービスの場所まで教えてくれんの? トヨタコネクティッドナビにある意外な機能3選(3枚)画像ギャラリースマホに飛んでくるうっかり通知が凄すぎる
クルマとスマホの連携は、当たり前にしておきたい設定のひとつ。トヨタのクルマであれば、スマホにMy TOYOTA+というアプリを入れて、クルマとスマホを繋げておくと、様々な良いことがある。
特別な利用料を払わずに、T-Connectの基本料金だけで使えるサービスが「うっかり通知」と呼ばれるもの。クルマの施錠忘れや窓の閉め忘れ、ハザードランプの消し忘れなどの「つい、うっかり」を、スマホに知らせてくれる機能だ。
これがあれば、ショッピングモールの館内放送で、ハザードやライトの消し忘れなどで呼び出されることもないだろう。
うっかり通知の凄いのは単純に通知するだけでなく、スマホアプリを使ってドアの施錠やハザードランプの消灯ができる点。わざわざクルマに戻らなくてもいいから、非常に便利な機能なのだ。
また、アプリからは、ボンネットの開閉状況や車内のカギの有無、車両セキュリティの作動状況も確認できる。さらにクルマの位置を地図上で確認することもできるから、大きな駐車場のどこにクルマを停めたか分からなくなったときも安心だ。
知らない人も多いんじゃない? コネクティッドナビでオービスマップが見られるぞ
T-Connect対応ナビの多くに標準搭載されているのが、オービスマップを確認できる「スピード注意」というアプリだ。ナビのコネクティッドメニュー(四角が4つ並んだマーク)を押すと、画面上に表示されるはず。(無い場合はエージェント+の受信設定を確認しよう。)
このアプリは、ナビ地図画面にオービスの位置を表示し、近づいたら音声でお知らせするというもの。スピードに注意しながら、常に安全運転を心がける事ができる。こちらも月額利用料金は一切かからず、T-Connect基本サービスの契約のみで利用可能だ。
実際に使用するには、アプリの初期設定が必要となる。起動しなければ作動しないサービスなので、コネクティッドナビ利用者は、初回起動をおすすめしたい。
実際に使ってみると、オービスが1~2km圏内に入った時に存在を音声とナビ上の表示で教えてくれる。レーダー探知機のような派手な通知ではないが、運転時には非常に役立つ情報だ。これが、新車登録から5年間は無料で使えるというのが凄すぎる。
リモコンエンジンスターターよりも優秀なリモートスタート

こちらは月額330円の有料サービスとなるが、是非とも使ってみてほしい機能のひとつ。それがスマホでクルマのエアコンなどを起動させ、乗車前に快適な温度にしてくれるリモートスタート機能だ。
エアコンの温度設定や起動時間を設定し、クルマに送ることができるリモートスタート。クルマのDCM通信を使うので、リモコンエンジンスターターのように電波が届く距離に居なくても大丈夫。
どんな場所からも、スマホとクルマがインターネットにつながる環境にあれば、エンジンをかけてエアコンを起動することができるのだ。
フロントガラスやリアガラスの霜取り設定も可能で、冬にも重宝する。車種によっては、シートヒーターやベンチレーションを起動させることもでき、より快適な車内環境を作り出して、クルマに乗り込むことができる優れものである。
自宅はもちろん、ショッピングモールでの買い物の際などでも、「そろそろ帰る」と思ったらリモートスタートでエアコンをつけておく。猛暑の今夏においては、筆者が非常に重宝した機能だった。
クルマで使えるオペレーターサービスや、ナビの自動更新だけがT-Connectの強みではない。他にもまだまだ使える機能が満載のコネクティッドナビを使い倒して、便利なクルマを満喫してほしい。





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