まるでクルマの「現実アバター」! 実車と連動する日産のミニカーが想像以上に楽しそう!! 

エポロくんや戦艦大和の主砲まで設置可!?

ミニカー以外に設置もできる。戦艦大和の主砲「46センチ砲」ももちろん動くらしい
ミニカー以外に設置もできる。戦艦大和の主砲「46センチ砲」ももちろん動くらしい

 そして重要なのは、実質的な便利さだけではない。開発に携わった「横浜ラボ」の方は、クルマの「楽しさ」に対し、どのような新しい体験を提供できるかといった観点が、この技術につながっていると説いてくれた。

 また、「ヒトはナニカとナニカが連動して動くとき、楽しさを本能的に感じ取る」といった研究成果まで踏まえている開発しているとのこと。たしかに言われてみれば、自分の分身が連動してくれるのは、なんとなく嬉しさや愛着も生じる気もする。

 さらに驚きなのは、なんとこのミニカーは脱着可能で付け替えができちゃう! 自身の所有するミニカーだけでなく、ほかのクルマやもはやクルマですらないキャラクターまでセットすることができるのだ。 

 たとえば、エルフは耳がパタパタと動いたり、日産のマスコットロボ「エポロ」くんは顔(?)がぴかぴか光るぞ。

 これは、運転手にとっても、同乗者にとっても視覚的な楽しみを提供してくれる存在となりそうだ。「横浜ラボ」としては、このミニカーやキャラクターを全国の道の駅などでカプセルトイで販売することなども検討しているとのこと。

 ドライブや旅行のついでに、おもわず財布の紐もゆるみ新しい「分身」をゲットしてしまうかもしれない。人気コンテンツのキャラクターなどとコラボした日には、爆ウレ間違いなし!?

勝負所は高機能・高性能よりも「楽しさ」!

まだカプセルトイは購入できないので、来場者にはステッカーが配られた
まだカプセルトイは購入できないので、来場者にはステッカーが配られた

 今回の「クルマと連動して動くフィジタルデバイス」も当然、海外展開を視野に入れている模様。ユーザーの体験を大事にする「横浜ラボ」は、AI技術の便利な面のみの先端性だけでなく、むしろ「楽しさ」「実感」の重要性を訴えている。

 現在、クルマの技術は日進月歩の速さで発展している。それこそ中国車などでは、AIを用いた技術が大きく宣伝されることも増えてきた。日産も「東風日産」としてN7を発売し、中国展開に力を入れている真っ最中だ。

 ひょっとしたら、「クルマと連動して動くフィジタルデバイス」が、便利さや高級感だけではない、楽しさもある新時代の技術として、ほかのクルマとの差別化を図る推進力になるかもしれない。それこそ、ミニカーを付けかえることのできるこの技術は、日本の持つサブカルチャーの強みとの「連動」も活きそうだ。

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