月に200店ものディーラーを周り「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
今回まずは、生産を再開したホンダ N-WGN、そしてダイハツ タフトの発売日、フィットの納期について動向を詳しく。
そのほか、ダイハツやスズキの決算セール販促キャンペーン、今年春から夏に登場予定のニューモデル情報など、今回も盛りだくさんの内容でお伝え!
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※本稿は2020年2月のものに適宜修正を加えたものです
文:遠藤 徹/写真:HONDA、DAIHATSU、SUZUKI、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年3月10日号
■ホンダ N-WGNが生産再開! 月産1万台規模でフル稼働に
電動パーキングブレーキの不具合で生産を中止していたN-WGNですが、今年初め、4カ月ぶりに生産を再開しました。当面は月産1万台規模で組み立てる方針です。
組み立てラインは止めていましたが、受注は継続していたため、バックオーダーは3万台程度たまっている状況にあります。したがって今後の受注分の納期は4月にずれ込んでいます。
最近は中間グレードのカスタムLLホンダセンシングを中心に堅調に売れています。
■ダイハツ 新型タフトの発売は7月?
ダイハツは今夏の7月にも新型SUVタイプ軽自動車「タフト」を発売する方向でスケジュール調整をしている模様です。
タフトは2019年末に生産中止したキャストアクティバ&スポーツの後継モデルであり、外観はよりいっそうSUV色を強めているのが特徴です。
現行タント同様にプラットフォームやエンジンなどの基本コンポーネンツを刷新したモデルでもあり、660ccのNAとターボエンジン、2WDと4WD、そしてCVTを組み合わせたラインナップとなります。
■ホンダ 新型フィットの納期は5月にずれ込み
2月13日発表、14日に発売するホンダの新型フィットが先行予約の段階で納期が5月以降にずれ込む好調ぶりをみせています。
新型フィットは昨年12月中旬から先行予約の受付を開始していて、1.5Lハイブリッド車、1.3Lガソリン車ともに受注推移は好調で、月産1万5000台規模で生産を立ち上げていますが、納期は日を追うごとに先送りになっている状況です。
3月いっぱいの受注分までは1.9%の特別低金利の残価設定クレジットを実施していて、これも追い風になっており、オーダーの半分以上がこちらの5年60回払いを利用しています。
■スズキは3月31日までの販売キャンペーンを実施中
スズキは3月31日までの決算セールで1.9%の低金利残価設定クレジット「かえるプラン」を実施しています。対象モデルはジムニー&ジムニーシエラを除くスズキの四輪新車で、幅広い車種に対応しています。
通常年率は軽自動車3.9%、小型車2.9%ですから、これらを1~1.6ポイント引き下げています。5年60回払い、3年36回払い、4年48回払いがあり、4年はエブリイJOIN(MT車を除く)に限定しています。
この金利引き下げ効果は10万~20万円分の値引き上乗せ効果があり、残価設定クレジットの利用率の引き上げにも役立っています。
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