ランクル250やランクルFJによく似たコクピットデザイン
エクステリア以上に変わったのはインテリアだろう。円形のエアコン吹き出し口はないものの、コクピットのデザインはランクル250に似た水平基調のデザインで、カスタマイズ可能なスピード&タコメーターを備える12.3インチのコンビメーターや12.3インチのセンターディスプレイ(グレードによってサイズが異なる)はタッチ式だ。
またワイヤレスチャージャーやUSBポートをセンターコンソールに配置したほか、後席中央にもUSBポートを装備。ランクルFJにはなかったシートベンチレーションが新型ハイラックスに装備されているのもポイント。装備面ではランクルFJより1クラス上の印象だ。
安全装備については、グレードと地域市場に応じて、トヨタセーフティセンス3.0にアップデート(低速加速抑制機能、プロアクティブドライビングアシスト、緊急時運転停止システムなど)するなどピックアップトラックとは思えない高い安全装備を誇る。
価格は? 日本仕様はいつ発売?
参考までにタイで発表された新型ハイラックスICEのTRAVO、BEVのTRAVOeの価格(1バーツ=4.76円)は紹介しておこう。ICEは最も安いシングルキャブのRWDの約366万円から、オーバーランドの4WDの約615万円。BEVのTRAVOeは約710万円。
現行ハイラックスは、2024年10月に販売休止されたがその時のZの価格は407万2000円。新型ハイラックスの価格は、原材料費高騰や装備のアップデートなどを考慮すると、日本導入モデルが2.8Lディーゼル、ダブルキャブの4WDモデルとすると、500万円台前半あたりではないだろうか。
■ハイラックスTRAVO(2.8Lディーゼル)
・シングルキャブ(RWD=76万9000バーツ(約366万円)~
・ダブルキャブ(RWD)=89万5000バーツ(約426万円)~
・プリランナーSC=85万9000バーツ(約407万円)~
・4TREK シングルキャブ=77万4000バーツ(約368万円)~、スマート=95万4000バーツ(約454万円)~、ダブルキャブ=109万バーツ(約519万円)~
・オーバーランド RWD=110万2000バーツ(約525万円)~、4WD=129万2000バーツ(約615万円)~
■ハイラックスTRAVOeダブルキャブ 4WD=149万1000バーツ(約710万円)~
新型ハイラックスの販売時期について。2025年12月から欧州市場向けのBEVモデルの生産が始まり、2026年春から48Vマイルドハイブリッドから順次投入予定。
アジアでは2026年以降に順次発売、日本には2.8Lディーゼルエンジンが2026年年央に発売される予定。FCEVモデルは欧州、オセアニアに2028年以降の投入予定。
気になるのは、新型ハイラックスの日本での発売が2026年年央ということ。ランクルFJも2026年年央の日本発売と発表されている。2車種ともタイ生産だから、日本への供給体制が今から心配だ。





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