■運転中の操作は問題ないのか?
スマホなどの「ながら運転」は論外ながら、クルマを運転していればエアコン、オーディオ、カーナビといった各種操作で前方から目を離すということは避けられないだろう。
このあたりに関してはスマホなどの「ながら運転」には保持、注視というキーワードがあり、エアコン、オーディオ、カーナビはダッシュボードなどに固定されているので保持には当たらず、手探りでも操作可能なので目を離す時間も含め注視にも当たらないという解釈ができる。それに走行中エアコンやオーディオの操作をまったくしないというのは、現実的に不可能な話だろう。
それでも運転中前方から極力目を離したくないというのは当然だ。この点を考えると、慣れも必要にせよオーディオなどの各種操作がステアリングスイッチでもできるクルマというのは、運転中の操作に対する安全への配慮が高いと言える。
紹介した岡山トヨペットの動画の最後に記載される「たった2秒で人生は暗転する」というフレーズは非常に重い言葉である。
それでも「ながら運転」に対する罰則強化から時間が経ち意識が薄れ初める時期もあるだろう。
そんな時期が来ても走行中の各種操作は最低限にする、運転中のスマホの使用はハンズフリーなど使った通話だけに限り、できればスマホは鞄などに仕舞うなどしクルマを止めるまで使わないようにして、便利なはずのクルマやスマホが自分と他人の人生をメチャクチャにしてしまう「ながら運転」による事故がない交通社会を目指したいものである。
コメント
コメントの使い方