中国では一気に存在感を増している高機能運転アシストだが、その中でも注目株として名前が挙がる「モメンタ」だ。でも、本当に「ほぼお任せ!」で走れるほどの実力を持っているのか!? 東風日産の新型EV「NX8」にモメンタを国沢光宏氏が現地でさっそくチェック! 日産が磨いてきた次世代プロパイロットの勝ち筋まで探っていくぞ!
文:国沢光宏/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】日本じゃなかなか見れない!? モメンタ実装のNX8を激写!! 先進技術満載で走りもイイのよ!(19枚)画像ギャラリー『モメンタ』の実力はホンモノなのか?
最近「中国では目的地を入力すればほとんど運転操作することなく到着する高機能運転アシストが普及している」と紹介されている。実際『モメンタ』というシステムを導入しているメーカーは、どこもハンズフリー走行可能だとアピールしてます。中国では日本勢も日産やトヨタがモメンタを採用。市街地ですら「ハンドルもアクセルも操作することなく目的地に到着できる」と謳う。
果たしてモメンタの実力やいかに、と思ってネットで情報を探すと実際に試した記事が見つからない。どの程度の性能を持つかも不明。どうやら運転アシストについての造詣が深いメディアは試していないようだ。おそらくこの記事が現時点でのモメンタの実力(進化中だと思う)を紹介するトップバッターになると思う。私自身大いに気になっていたので、ジックリ解説したい。
試乗したのは日産の新世代電気自動車群の3番手である『NX8』というSUVに搭載されているモメンタ。開発担当者によればモメンタはカメラやライダー、レーダーなどのハードに基本となるソフトがセットになっており、詳細なセットアップを各社で行うのだという。日産の場合、長い運転アシストの技術的な蓄積があるため、モメンタ使っているメーカーの中では完成度が高いそうな。
他車のドライバーの技量をカバーできていない
そんな説明を聞いた後、公道に出る。といっても日本の免許証が有効でないため、助手席ですけど。最初のセクションは東風日産のゲートから出た時点で運転アシストを開始し、一般道を使い高速に乗るというもの。「まずお手並み拝見」はUターン。もちろん路上でのUターンでなく、専用レーンを使う。液晶画面に道路状況が表示され、なんなくUターンを終了。
なるほど! 加速も減速もハンドル操作も滑らかで、知らなければ人間がハンドル握っていると思うことだろう。「なかなかいいですね!」という第一印象だった。続いて高速道路に入るための誘導路。途中、分かれ道になっていたのだけれど、本来ならキツい右Rのルートを行くはずだったのに、緩いRの左ルートに行こうとする。ドライバーはアシスト間に合わず間違ったルートへ。
国沢光宏あるあるなのだけれど、こういった評価をするとかなりの確率でシステムのミスに遭遇する。高速道路に入ってもクリティカルな状況に入り込み、急遽ドライバーがリカバリーすることになってしまう。具体的には言えば「割り込んできたクルマが減速して接触するんじゃないかと思うくらい接近してきた」のだった。私的には3秒くらい前から「危ないかな?」と感じてました。
トータル40分くらいの移動をした間、ハンドル握らなければならなかったのが3回。少ないと言えば少ないものの、ドタンバになって「もうダメ!」みたいな状況になる。今まで日本で取材した自動運転のデモで何度も出た「技量の低いドライバーに難しい局面で対処を要求する」という大きな課題を残している。技量の低い人の運転をアシストするレベルには届いていない。
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