軽キャンパー市場が盛り上がるなか、岡山発のキャンピングカーブランドが放った新作が注目を集めている。ホンダのHonda N-VANをベースにした「Livin’GLIDE N-VAN」は、12Vクーラー標準装備に加え、圧倒的な室内空間と多彩なレイアウトを実現。釣り、自転車、サーフィン、車中泊――趣味を本気で楽しみたいユーザーに刺さる一台である。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】N-VANが高級軽キャンに進化!! 広すぎ空間が話題の新モデル(18枚)画像ギャラリー軽バンとは思えない広さ!! “趣味全振り”できるN-VANキャンパーがスゴかった
軽キャンパー人気が続くなか、“快適性”と“積載力”を高次元で両立した新モデルが登場した。岡山県のキャンピングカービルダー、クレストビークルが発表した「Livin’GLIDE N-VAN」である。
ベース車はホンダのN-VAN。軽商用バンとして高い人気を誇るモデルだが、その最大の武器である“室内高”を徹底的に活かしたパッケージングが今回の見どころだ。
まず驚かされるのは、室内レイアウトの自由度である。
対面ダイネット仕様では、モノトーンを基調としたインテリアがまるで小型ラウンジのような雰囲気を演出。テーブル高さも調整でき、食事、ワークスペース、くつろぎ空間として柔軟に使える。
さらにオプションの回転スイベルシートを組み合わせることで、縦1820mm×横1140mmという広大なベッドスペースを確保。軽バンベースとは思えない就寝空間を実現している。
しかも、このクルマの本領は“積めること”にもある。
自転車をそのまま積載できるラゲッジレイアウトに加え、釣り道具、大型クーラーボックス、サーフボードなど長尺物にも対応。アウトドア趣味を持つユーザーにとっては、「クルマに合わせて荷物を選ぶ」のではなく、「趣味をそのまま積める」感覚が魅力だろう。
近年の軽キャン市場では、居住性重視モデルが増えている一方で、積載性を犠牲にするケースも少なくない。その点、Livin’GLIDE N-VANは“遊び道具を積める実用性”をしっかり残している点が特徴的だ。
12Vクーラー標準装備は大きな武器
もうひとつ注目したいのが、完全格納型12Vクーラーを標準装備した点である。
最近は夏場の車中泊需要が高まり、「エアコンが使えるか」は軽キャン選びの重要ポイントになっている。しかし後付け感の強い装着例も多く、インテリア性を損ねるケースもあった。
Livin’GLIDE N-VANでは、未使用時にクーラー本体を隠せるビルトイン設計を採用。生活感を抑えつつ、“走るリビング”というコンセプトを見事に成立させている。
さらに天井には4か所のLED照明を配置。無段階調光や個別点灯にも対応し、夜間の車内空間を上質に演出する。木目パネルに集約されたスイッチ類も含め、デザイン面へのこだわりはかなり強い。
電装系も本格派だ。
標準でヒート機能付きリン酸鉄リチウムイオンバッテリー200Ah(2400Wh相当)を搭載し、正弦波2000Wインバーター、50A走行充電、20A外部充電も備える。さらに最大500Ah(6000Wh相当)まで増設可能というから、連泊車中泊やワーケーション用途でも十分戦えるスペックである。
電子レンジやポータブル家電を安心して使える環境は、近年の“車中泊の高級化”トレンドを象徴しているとも言える。
価格は349万8200円(税込)から。軽キャンとしては決して安価ではないが、装備内容を見ると単純比較は難しい。特に「軽サイズで取り回ししたい」「でも快適性は妥協したくない」という層にはかなり刺さる存在になりそうだ。
キャンピングカー市場では今、“小さいのに快適”という方向性が急速に進化している。Livin’GLIDE N-VANは、その最前線を走る一台と言っていいだろう。




















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