2026年型フィットで最も安くe:HEVを選べるのが、223万8500円のe:HEV Xだ。上級のe:HEV Zより26万700円安いうえ、WLTCモード燃費は全タイプ最高の29.1km/L。装備を割り切ってでも選ぶ価値があるのか、ガソリンXとも比較して検証しよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ノーマルでもこの顔!! スポーティになったフィットを今こそ(5枚)画像ギャラリー燃費だけでなくライトとエアコンもガソリンXより上!!
e:HEV Xは、1.5Lエンジンと2つのモーターを組み合わせる。走行用モーターは最高出力123ps、最大トルク253Nmを発生。街なかではモーターを主体に滑らかに走り、高速巡航ではエンジンと車輪を直結して効率を高める仕組みだ。
WLTCモード燃費は29.1km/L。e:HEV Zの28.4km/L、e:HEV RSの27.0km/L、e:HEV クロスターの27.6km/Lを上回り、フィットで最高の数値となる。価格の安さだけでなく、軽い車重が燃費にも効いている。
装備もガソリンXとまったく同じではない。ガソリンXがハロゲンヘッドライトとマニュアルエアコンなのに対し、e:HEV Xはデイタイムランニングランプ付きフルLEDヘッドライトとフルオートエアコンを装備する。
Honda SENSINGや電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、Hondaスマートキー、全ドアのワンタッチ式パワーウインドウも標準。安全性や日常の使い勝手に、大きな不足はない。
燃料代だけならガソリンXも強敵だ
ガソリンXとの価格差は43万2300円。レギュラーガソリンを1L=170円、年間走行距離を1万kmとしてカタログ燃費で計算すると、年間燃料代はガソリンXが約9万2900円、e:HEV Xが約5万8400円。その差は約3万4500円で、車両価格差を燃料代だけで取り戻すには約12年半かかる。
つまり、年間走行距離が短く、購入価格を最優先するなら180万6200円のガソリンXが有利。いっぽう、燃費に加えてモーター走行の滑らかさや静粛性、LEDヘッドライト、オートエアコンまで含めれば、43万円強の差にも納得しやすい。
弱点は、ウレタンの2スポークステアリングやシルバーのホイールキャップなど、見た目が簡素なこと。前席シートヒーター、リアセンターアームレスト、後席用USB端子なども省かれる。快適装備を求めるならe:HEV Zがいい。
結論として、フィット全体で最も安いのはガソリンXだが、e:HEVのなかで最も買い得なのはX。豪華さより燃費と走りを優先する人には、フィットの本質を手頃に味わえる狙い目だ。
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